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【海外】北極圏の海と山とを巡るクライマーたちの姿を描く「BETWEEN PLACES」(日本語字幕付)

(2017.09.12)

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 厳しいフィールドでふと口にした何気ない言葉の中には、本質が含まれているものです。そこには構えていないからこそ語られる、ストレートな真実が見え隠れします。質の高いドキュメンタリーにはこうした、これからの人生でずっと覚えておきたくなるような含蓄のある言葉が含まれているものです。

 世界で初めて、女性として8000m級14座の登頂を果たしたエデュルネ・パサバン(Edurne Pasaban)は2013年、それまでの高所登山とは全く違った新しい冒険に出発しました。帆船で北極圏をめぐり、10日間のクライミングエクスペディションにチャレンジするのです。同行するのはアイスクライマーのエフワン・ル・ラン(Erwan Le Lann)ロッククライマーのマーシャル・デュマ(Martial Dumas)、そしてスキーヤーのヤコポ(Jacopo Bufacchi)。それぞれ異なるバックグラウンドをもつ4人のアスリートたちが、海と山との間で新たなチャレンジを見出そうとします。

 けれどそこには、ありがちな自分を追い込む、限界に挑むといった空気はどこにもありません。それではいったいどうやって? ハイレベルな境地にたどり着いたアスリートたちが考える冒険と人生の本質については、52分間の穏やかなストーリーの中で少しずつ語られます。

 ネットの発展と撮影機材の小型化、編集の効率化によって、僕らは多くの優れたスポーツドキュメンタリーに触れる機会を得ています。ただ残念なのは、その作品の多くが外国語であるという点。そこで語られている言葉の数々も、ニュアンスとしてしか受け取ることができません。しかし、PeakPerformance Japanではきちんと字幕をつけて、アスリートたちのリアルな考えを日本語に訳してくれました。

 登場するアスリートたちの考えをつぶさにくみとりつつ、グリーンランドの荒涼とした、けれどどこか温かみのある風景にも目を留めてみてください。

 

■BETWEEN PLACES(日本語字幕付)

(アイキャッチなど、画像は上記サイトから引用)

 
 
ライター
A kimama編集部
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