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【海外】有名登山家を息子に持つ94歳のクライマーが見せる、意志と情熱の本質「Marcel Remy」

(2017.11.28)

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 マーセル・レミー(Marcel Remy)は1923年生まれ。来年の2月で95歳になります。彼の2人の息子、クロード(Claude Remy)とイブ(Yves Remy)はスイスを代表する登山家に育ちました。

 マーセルが2人の息子を自宅近くのミロワール(Mirroir d'Argentine)に連れて行ったのは、彼らが生まれてすぐの頃。2人の息子はここから登山の経験を積み、立派な登山家に成長したのです。

 マーセルもまた、ミロワールには何度も何度も登りました。途中で数えるのを止めてしまったので正確な回数はわかりませんが、軽く200回以上だと笑います。

 そのミロワールには、一枚の大きな壁があります。2017年の5月、94歳のマーセルは二人の息子たちに相談しました。
「もう一度あそこを登りたいんだが、どう思う?」
こうして、マーセルの挑戦が始まりました。

 もちろんマーセルの素質や体質もあるでしょう。優秀な登山家がつきっきりでサポートしたことも事実です。けれど、想像してみて下さい。自分が94歳になった時、新たな登山に気持ちを傾け、登頂の瞬間に歓喜の雄叫びを上げることができるでしょうか? その年令まで情熱を保ち、トレーニングに励む気力を持ちつづけることができるでしょうか。

 マーセルが素晴らしいのは94歳なのに登ったこと、ではありません。疲れやすい身体や力の弱くなった手足を我がものとして受け入れ、今の自分を前提とした上で、成し遂げるために必要なことを積み重ねたことです。。

 だからこそ、このムービーを見た僕らは頂上で笑うマーセルにどうしようもなく引きつけられます。そして、自分たちがなぜ寒さや暑さや虫に刺されることや何日もお風呂に入れないにもかかわらずアウトドアに出かけていくのかを思い出すことになります。

 乗り越え、成し遂げ、笑いたいから。

 これは老人の冒険を描いたドキュメンタリーではありません。情熱と年齢はなんら関係がなく、前に進み続ける気持ちというのは自分の意思から湧き上がってくることを証明した物語です。ひとりの男の熱意と決意を描いた6分間をお楽しみ下さい。

■Marcel Remy - 94 years old and back on the summit

※日本語字幕付き。YouTubeの設定で字幕をオンにしてご覧ください
(アイキャッチなど、画像は上記サイトから引用)

 
 
ライター
A kimama編集部
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