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【履いてきた】林道、日帰り登山、縦走! MERRELLのCAPRA VENTUREを北海道・大雪山系でチェック!!

(2017.08.07)

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 MERRELLがスピードハイキングを意識して作り上げた「CAPRA VENTURE MID GORE-TEX SURROUND(カプラ ヴェンチャー ミッド ゴアテックス サラウンド)」。このシューズについては以前、Akimamaでもこってりしたフィールドレポートをお伝えしております。

【履いてきた】MERRELLの新作GORE-TEXサラウンドブーツをフィールドでチェック!! その①
http://www.a-kimama.com/dougu/2016/11/60049/

【履いてきた】MERRELLの新作GORE-TEXサラウンドブーツをフィールドでチェック!! その②
http://www.a-kimama.com/dougu/2016/12/60164/

 

 今回はその底力を別アングルから確かめるべく、北海道は大雪山系で歩きまくり。フラットな林道から岩場、残雪などでその感触を確かめてきました。(レポート、長いよ〜〜)

 

こちらが「CAPRA VENTURE MID GORE-TEX SURROUND」。かなりテクニカルなデザインで、足にピッタリ貼り付くようなスッキリしたフォルム。スピード感に溢れていてカッコいいっす

  • アウトソールに採用されている「MEGAGRIP(メガグリップ)」はビブラム社が開発したハイグリップコンパウンド。同行者が濡れた岩や湿った木に戸惑っているのを見て、そんなに滑る?と思ったことは一度や二度ではありませんでした
  • アウトソールのラグも高いグリップ力を生みだしています。特に、ヤギのひづめをモチーフにしたつま先のパターンはアウトソールの柔軟性を高めていて、岩肌にも柔軟に追従。歩きやすさを向上させているように感じました
  • アッパーはメッシュ素材。しなやかに足を包み込むゆえ、どこかがあたって痛いということもなく、履いたその日から心地よく足に馴染んでくれます。そして上も横も足の裏も、全方向からGORE-TEXが包み込むサラウンド構造。その快適さは、縦走中に思い知りました
  • ヒールを包み込むようなミッドソールと、GORE-TEXのタグ、そしてメッシュと樹脂の絶妙なレイアウト。このかかと部分こそ「CAPRA VENTURE MID GORE-TEX SURROUND」の個性を表す「顔」ではないかと思っています

 

ROUND 1. タウシュベツ川橋梁。往復11kmの林道歩き

後ろに見えるのがタウシュベツ川橋梁。昔、ここは森の中でしたが、ダム湖建設にあたって樹を伐採。そのため妙に風通しのいい、どこかうら寂しい風景になっています。橋梁はダムの水量が増える夏には水に沈み、水量の減る冬になると全貌を現します。写真は6月下旬

 現在の糠平湖東岸には、かつて鉄道が敷かれていました。森の中を走る鉄道は国鉄士幌線。帯広と十勝三股を結んでおり、途中のタウシュベツ川を超えるために架けられたのが「タウシュベツ川橋梁」だったというわけです。昭和30年には糠平ダムが建設されたことで士幌線は湖の西岸に架け替えとなり、この橋梁周辺は水に沈むことになりました。が、線路は取り除かれても橋梁はそのまま残され、それが今も「ダムの中の鉄道の橋」としてノスタルジーを誘っています。

 この橋梁までは林道が通じていますが、一般車両の通行には手続きが必要になります。というわけで、橋梁見学はツアーに参加するのがスタンダード。ですが、林道は整備されているし、その距離は4km。歩くなら手続き不要だし、たった4kmなら歩けるじゃん、そのほうが楽しいじゃん!! ということで徒歩アクセスをチョイスしました。もちろん足元はCAPRA。ちなみに、車は最寄りの公共駐車場「幌加除雪ステーション」に停めました。ここから橋梁まで片道5.5kmのハイキング、というわけです。

実際には橋の北側の湾を回り込む必要はありませんが、地図上に道がないのでこういう表示になってます。片道約5.5kmのハイキングには、およそ2時間ほどかかりました

  • 今や崩落が進み、中に詰められている丸石がこぼれ、鉄筋らしきものがぶら下がっている状態。この姿がいつまで保たれるかハラハラさせられながらも、時の流れを感じてしんみり
  • 橋梁までの道は林業関係の作業に使われいてるとあって、しっかりと生きています。この、フラットで固く乾いた道をてくてく歩いていきます
  • 途中には、かつての士幌線が走っていた線路跡が。この森の中を沢山の人を乗せた汽車が走っていたかと思うと、言いようのない哀愁を感じます。何度も「千と千尋の神隠し」の、電車のシーンを思い出しました
  • 橋梁に近づく林道の分岐だけ、ぬかるみがありました。が、グリップ感などはまったく問題なく、特に滑りやすいといった印象もありません。もちろん浸水などは一切なしです

 実は「CAPRA VENTURE MID GORE-TEX SURROUND」で長く歩いたのはこの日が初めて。もしかしたら靴ずれするかと思って絆創膏も用意していましたが、結果的には何の支障も痛みもなく、長く履いてきた靴のようにしっくり足に馴染んでいました。

 同時に林道を歩いて感じたのは、足へのフィット感が非常に優れていること。インソールが足をしっかり捕まえながら、アッパーは柔らかく足全体を包み込んでいる。このコントラストは「着した時に安定感を感じ、歩いているときには軽さを感じる」という印象に繋がりました。

■ROUND 1の結論
履き心地がソフトで、フィット感最高。初日から足へのなじみもバッチリ!

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ライター
林 拓郎

スノーボード、スキー、アウトドアの雑誌を中心に活動するフリーライター&フォトグラファー。滑ることが好きすぎて、2014年には北海道に移住。旭岳の麓で爽やかな夏と、深いパウダーの冬を堪能中。

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