フジロックにやってくるミュージシャンのオフィシャルサイトをチェックしてみる。すると、フジロック前後に、こんなフェスの名前が出てくる。VALLEY ROCK FESTIVAL。韓国で開催されている野外フェスだ。

　写真を見てもられば明らかだけれど、雰囲気は日本のフェスに近い。キャンプインして、音楽を楽しむというスタイルは、日本も韓国も変わらないのだろう。

　去年まではソウル近郊のJISANスキー場で開催されているこのVALLEY ROCK フェス、そもそもフジロックのためにヨーロッパやアメリカからやってくるバンドに対して、アジアでのライブの機会を増やそうというコンセプトもあったという。今年も、すでにナインインチネイルズ、THE XX、THE CUREなどのフジロックのヘッドライナークラスがラインナップとして発表されている。

　今年は、アクセスなどを見ていると、どうやら会場が変わったようだ。確かにフェスのタイトルも「JISAN」から「ANSAN」に変わっている。「ANSAN」はソウルからだと仁川国際空港と距離はあまり変わらない。ということはタクシーで行けなくもない距離。
　もちろん韓国のバンドも数多く出演する。韓国のバンド事情はどうなのか。韓国のフェスは盛り上がっているのか。環境などに対するアクションはあるのか…。お隣の国といっても知らないことばかり。アーリーバードチケットは20万ウォン。今のレートでは2万円しない。フジロックはもちろん夏の定番で外せないけど、1日だけでもいいから行ってみたい。そう頭のなかでささやいている自分もいるのも確かだ。

　VALLEY ROCKフェスのサイトによると、開催まであと103日。夏のカウントダウンは、すでにはじめっている。

VALLEY ROCK FESTIVAL
7月26日-28日＠ANSAN