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2016年のアウトドアを振り返る。必要最小限な道具で楽しむアウトドアスタイルが本格化 

(2016.12.30)

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 2016年もあとわずか。今年のアウトドア動向の振り返りと今後の傾向についてまとめてみたいと思う。

 今年を振り返ってみると、マスメディアではまだまだグランピングが取り沙汰されているようだが、巷のJKたちが「テレビとかで話題になってるころにはウチらの中ではとっくに終わってっから」とのたまうがごとく、現場レベルではすでに次の火種が育ちはじめているのを感じる。

 グランピングからの揺り戻し? アンチテーゼ? はたまた度重なる天災の影響か? 近ごろやけにシンプルでプリミティブなアウトドアスタイルが注目されている。それは登山キャンプやUL(ウルトラライト)とも違う。例えばブッシュクラフトなんかは最たる例だ。ナイフやロープなど必要最低限の道具で火を起こしたり、居住空間を確保する技術で、昔はひとくくりにサバイバルと言われていたように思うが、ブッシュクラフトと言い換えるだけで今どきっぽい。

 また、テントを張らずにタープとハンモックだけで山泊するスタイルや、テントなし・燃料なし・インスタントフードもってのほか・道具が少なければ少ないほどかっこいい、という中2感も芳しい「男前キャンプ」と称した野宿イベントまである。要は文明の利器(ハイテク)に頼らず、ローテクな道具を人間の知恵や技術でなんとかするところに趣があるのだろう。

過去記事「今年注目のスタイルはコレ! 『シンプルハンモックで低山を旅する』」より

 それに伴い、アウトドア道具としてのナイフの存在が再認識されつつある。実際、Akimama内のナイフ関連の記事へのレスポンスもいい。火起こしに必要な焚き付けづくり、薪割り、食料となる獲物の解体、調理、工作などなど、多目的に使えるナイフは持っておいて損はない。「アウトドア愛好者たるものナイフのひとつも使いこなせなくては」という視点でナイフに注目されることは喜ばしいことだ。あとはタンスの肥やしにならないことを願うばかりだ。

過去記事「手のひらのなかの小さな実力派。北欧の野遊び心が詰まったモーラナイフの新作『エルドリス』」より

過去記事「「現代的なBUCKのフォールディングナイフ『バンテージ』で焚き火の準備をする【動画付】」」より

 とはいえメインストリームでは、オートキャンプをより快適にする道具や、オシャレに見せる道具のトレンドがまだまだつづきそうだ。しかしそんな中にも、サバイバルなエッセンスを持った道具や、それを使うスタイルが少しずつ浸透していきそうな、そんな気がしてやまない。

 
 
ライター
A kimama編集部
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