line_box_head

スラックラインの到達点。アスリートGappaiの超絶美技。なにも言わない。まずは、この画像を見て見てほしい。

(2017.04.26)

アウトドアのTOP

icon

■Gappai Slackline Bring Back Static Sesh

 
 ここでアクロバティックな技を見せているのは、スラックラインの第一人者、Gappaiこと大杉 徹。多くのトリックの生みの親として、国内のみならず海外でも多くの支持を集めている注目のアスリートだ。

 細長いラインの上で、飛んだり跳ねたりと技を競い合い、見るものを魅了するスラックラインだが、国内外では競技会や体験イベントも数多く開催され、プロとして活躍する選手たちも少しずつ増えている。そのスラックラインの魅力を探るべく、フリーライターの久保田亜矢が、Gappai本人に話を聞いた。
ラインを張れる場所であれば、地球上のどこでもがスラックラインの舞台となる
スラックラインとの出会いのきっかけは?

 大学生のころ、フットサルをやっていたのですが、卒業したあともなにかスポーツをしたくて、クライミングジムに通っていたことがあるんです。ある日、ジムから帰宅してテレビをつけると、ある旅番組が放送されていたのです。

 ヨーロッパが旅の舞台で、その人が公園に行くと若者がロープを張ってその上でジャンプをしている映像が映し出されたんです。旅人が「これはなんですか?」と聞くと「ロープライディングっていうんだぜ! イケテルだろう」と口にしながら、ロープの上でピョンピョンと跳ねているんですよ。とにかくそれに釘付けでした。

 翌日、大学時代の友だちといっしょに、ネットで「ロープライディング」で検索をしてみるんですが、なにも出てこなくて……。ようは名前がまちがっていたから出てこなかったのですが、そんなことすらわからないぼくらは、ホームセンターに行って、黄色と黒のいわゆる「寅ロープ」を買ってきたんです。それを木に張って、見よう見まねで遊んでいたんです。

 友人と寅ロープで何度も挑戦するんですが、やっぱりどこかがちがうんです。映像では、ロープの上で跳ねていたのですが、寅ロープでは絶対にできないんです。それが2008年のときでした。

 翌2009年、YouTubeで何気なくチェックしていたら、スラックラインの映像が見つかったんです。「なんだ、スラックラインっていうんだ!」と、そこで正式な名前がわかり、国内に1店舗だけ取り扱っているクライミングジムを見つけました。現物を取り寄せて、たしか15mの「クラシック」というタイプを注文したはずなのですが、届いたのはなぜか25mでした(笑)。

 寅ロープではグリグリと回転しちゃうのですが、スラックラインは回ってもすぐにもとに戻ります。夢中になって挑戦して、3、4日程度で端から端まで歩けるようになりました。とにかく楽しかった。

1 2 3
 
 
ライター
久保田亜矢

スポーツ・フォトジャーナリスト、フリー編集者。スノーボードやスキー、アドベンチャーレース、サバニなどアウトドアスポーツをメインに、選手のインタビューや大会レポートを執筆。数々の雑誌で活躍中。『Adventure Race』編集長。http://ayakubota.jp

line_box_foot