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【名湯】下山後の疲れはここで!東北きっての名湯の「160畳の大浴場」

2016.04.03 Sun

 北海道新幹線が開通し一週間。その終着駅である函館が連日大きくメディア等で取り上げられていますが、Akimama的にはその起点となる青森県も非常に魅力的な場所だったりします。

 なかでも、十和田八幡平国立公園の北部、青森県・八甲田山周辺は、冬季の山スキー/スノーボードのメッカとして有名であるとともに、夏山登山でもとても美しいエリア。主峰・大岳を中心として一帯はコンパクトな山並みで、初心者もトレッキングが楽しめる絶好の山。湿原、お花畑、雪渓などなど規模は小さいながらとても変化に富み、また山頂からの展望もよく、南八甲田や横沼、青森湾などまで見渡せる眺望が楽しめます。

 ……と山の話に少し触れつつ、温泉好きスタッフが揃うAkimamaとしては、ぜひ八甲田からの下山後に飛び込んでいただきたい温泉を今回はご紹介。大岳の西山麓にある「酸ヶ湯温泉」です。
写真=「酸ヶ湯温泉」より
 「すかゆ」と読むこの温泉は、開湯が300年前という非常に歴史のある温泉で、豊富な湯量やその効能の高さから東北を代表する名湯として知られています。

 名物は「総ヒバ造り」の男女混浴の大浴場。なんと160畳の広さを持つこの浴室には、熱の湯、四分六分の湯……など5つの浴槽があり、引き込まれる4つの異なる源泉の泉質はいずれも酸性・含硫黄泉。療養に適した「療養泉」として、“3廻り10日(10日ほど)”で万病に効果が現れるとも言われています。このお湯がまたいいんですよ! しかも24時間利用が可能(女性専用時間あり)。 男女別のシャワー付き「玉の湯」は別棟にあり、そちらもヒバ造りで赴きがあります。

 こうなると日帰り入浴よりも、登山後に一泊したくなるのが「酸ヶ湯」。食事付きの一般宿泊もありますが、宿泊のオススメは長期滞在の湯治客向けの「湯治部」。自炊設備を使い、自分たちで気の向くまま夕飯を作ってこじんまりと個室で宴会……という極楽スタイルがとても楽しいんですよね。 料金は6畳1室3人利用で1泊3,000円から。こういったリーズナブルな料金設定からアウトドア好きの利用も多いそうで、夏山シーズンは登山客で賑わい、冬は山スキーのメッカとして訪れるファンがあとを絶たなのです。

 宿泊者に限り、青森駅からの無料送迎も行なわれています(要予約)。

国民保養温泉地 酸ヶ湯温泉
■青森県青森市荒川南荒川山国有林酸ケ湯沢
■TEL.017-738-6400
■宿泊料金
 旅館部 平日1泊2食¥9,000~
 湯治部1泊2食¥6,500〜
 湯治部自炊¥3,000〜
■日帰り入浴
 600円(ヒバ千人風呂か玉の湯いずれか一箇所)
 1,000円(どちらも自由に入浴可)

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