コロラド州で生まれた、超軽量トラベルギアのブランド「マタドール（Matader）」から、新シリーズ「On Grid（オングリッド）」が発売される。

　マタドールは、すぐれたカット技法と施工技術をもとに、パッカブルギアを進化させ続けているブランドで、2020年7月より、エイアンドエフで取り扱いが開始された。

　キャンプでも旅行でも、荷物を入れるメインのバッグのほかに、コンパクトに折りたためるサブバッグを持っていくと、グッと行動が自由になる。テントをベースにしたハイキングでは、小さめのアタックザックがあると身軽に行動できるし、ホテルからショッピングに出かけるときには、パッカブルのダッフルバッグがあると買った物を収めやすい。サスティナブルな社会を目指すにあたり、パッカブルギアはますます日常的に携帯するアイテムとなっていくだろう。

　しかし、これまでの多くのパッカブルギアは、軽量性やコンパクト性を追求するあまり、生地の強度と機能性に不安があった。

　今回発売される新シリーズでは、耐摩擦性のあるUTS（Ultra Tear Strength）コーティングを施したRobicナイロン生地を使用することで、従来の生地より引き裂き強度を30％アップしている。さらに、負荷のかかりやすいポイントにはバーテック補強を施工し、弱点を克服。より進化したパッカブルギアになっている。

　しかもパッカブルにもかかわらず、デイバックにはボトルポケットやPCスリーブを装備する。軽さと強さに加え、一般のバックパックと変わらない機能性も兼ね備えている。

　今回、「On Grid」のシリーズとして登場したのは、デイバック、キャリーバッグ、ヒップパック、トートバッグの４種類。発売は２月上旬を予定している。