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フジロック前に必聴!フジロックのメッセージはREXY SONGSからリリースされる音に込められているのかも。

2019.07.22 Mon

菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ

 フジロックのオフィシャルカメラマンの宇宙大使☆スターさんが、「フジロックで毎年必ず行くポイントは?」という質問に対して、

 「初日のグリーンステージのトップバッター」と答えている。

 やっとフジロックが開演した! 1年間待っていたフジロックに戻ってきた! というような感覚が、ステージ前の撮影ピットにいて、オーディエンスからひしひしと伝わってくるのだという。

 もしかしたら、グリーンステージのオープナーは、ヘッドライナーと並んで、その年のフジロックを代表する存在なのかもしれない。

 苗場21回目のオープナーになったのは、レッド・ホット・チリ・パイパーズだ。

 第一弾出演アーティスト発表で、すでにサマーソニックのヘッドライナーとして発表されていたレッド・ホット・チリ・ペッパーズと間違えてしまったというファンも少なくなかった。

イギリスのバグパイプバンドのレッド・ホット・チリ・パイパーズ。いろいろなバンドのカバーも披露してくれる。

『フレッシュ・エア』レッド・ホット・チリ・パイパーズ

 イギリスのバグパイプバンドのレッド・ホット・チリ・パイパーズの日本初作品がこのほどリリースされた。

 リリース元は、昨年夏に立ち上がった新レーベル「REXY SONGS」。このレーベルの第一弾となったのが、昨年のフジロックで初来日したキューバン・ニュー・ジェネレーション・バンドのインタラクティーヴォ。

 メンバーを固定せず、作品やライブごとにキューバ国内外のミュージシャンを招集するという、一風変わったスタイルをとっているバンドだ。昨年のフジロックでは別名義でもライブし、その時間、その場所によって、変幻自在に変わる多様なリズムで踊らせてくれた。そして、フィールド・オブ・ヘブンでのライブを完全に収録したアルバムが今年の4月にリリースされた。

『エン・ヴィーヴォ・エン・フジロック』インタラクティーヴォ

 また、インタラクティーヴォのヘブン・ライブ盤とともに発表されたのが、イタリア・パンクのバンダ・バソッティのベスト・アルバム。

 30年以上のキャリアを誇る彼らは、ジプジー的なニュアンスもあり、音に込められたパンクスピリットは、フジロックのステージにうってつけだ。

『ラ・ブリガータ・インテルナツィオナーレ』バンダ・バソッティ

 レッド・ホット・チリ・パイパーズ、インタラクティーヴォ、そして、バンダ・バソッティ。3つのバンドに共通しているのは、ライブが間違いなく盛り上がるということ。そして、音楽で踊らせてくれるということ。

 バンドのネームバリューではなく、ライブのクオリティこそが、フジロック出演の決め手であるのは間違いない。そんなフジロックの本質を証明しているフジロックらしいバンドと言えるだろう。ライブ前に盤に込められた熱い音を聞いておけば、さらに深くバンドの世界に入り込めることは間違いない。


Akimama×Fesechoフジロック2019まとめはコチラ!

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