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Nikonから一気に4機種! で、やっぱり光学ズームがすごいよ!!

2016.02.23 Tue

林 拓郎 アウトドアライター、フォトグラファー、編集者

 もう1年前になりますね。光学83倍という、ちょっと驚きのズーム比を備えたNikonのカメラ「COOLPIX P900」をご紹介しました。

光学83倍という、思わず二度見なズーム比をもつデジカメ「COOLPIX P900」
http://www.a-kimama.com/dougu/2015/03/26419/

 なんせそのままズームしちゃえば、夕暮れの風景からそのまま空に浮かぶ月のクレーターまで寄れてしまうという驚きの光学性能を発揮。で、この光学83倍には及びませんが、本日発表となったモデルの中には光学60倍ズームもラインナップ! あるいはこのボディでこのズーム比を実現するなんて! という「光学ズームに驚き!」なモデルばかり。しかも、旧機種で望まれていた機能もしっかり追加してくれています。やっぱりNikonは期待を裏切りませんでしたよ。というわけで、Nikon最新モデル4機種をクィックチェックです。

新たに登場した4機種のCOOLPIX。いずれも個性がハッキリしているので、使い方さえ明確になっていれば何を選ぶか迷うことはなさそうです。


コンパクトな2機種

■COOLPIX A300
広角25mm〜望遠200mm(光学8倍)

有効画素数 2005万画素
最高ISO感度 3200
液晶モニター 2.7型
重さ 約119g
発売予定 2016年4月

 スナップブリッジという技術を採用して、カメラとスマートフォンやタブレットを常時接続。カメラのキレイな写真をそのままSNSに投稿できるなど、撮る楽しさをグッと広げてくれます。さらにレンズシフト方式の手ぶれ補正は3.0段分。暗い室内でもクリアな写真をしっかりと残すことができます。

 

薄さ20.1mmの超コンパクトボディですが、35mm判に換算すると広角25mmという超スナップイージーな画角から、望遠200mmというちょっとした望遠鏡レベルの画角までをマーク

 

 

■COOLPIX A900
広角24mm〜望遠840mm(光学35倍)

有効画素数 2029万画素
最高ISO感度 3200
液晶モニター チルト式広視野角3型
動画撮影 4K HUD 30p
発売予定 2016年4月

 アウトドア好きとしては、このA900こそ狙い目ではないでしょうか。光学35倍は、かなり離れた梢の野鳥をバッチリ撮影できるスペックです。それでいながら電池とメモリーカードを含んでも299gというコンパクトさ。広角側が何を撮っても画になる24mmなのも期待度上がりっぱなしですね。もちろん、スナップブリッジを搭載してスマートフォンとは常時接続です。

手ぶれ補正をいかしたまま4K HUDクラスの動画撮影が可能。内蔵マイクは風切り音低減機能も備えました。また液晶モニターはS9900のバリアングル式から、チルト式へと変更されました


本格的な2機種

■COOLPIX B500
広角22.5mm〜望遠900mm(光学40倍)

有効画素数 1602万画素
最高ISO感度 6400
液晶モニター チルト式広視野角3型
発売予定 2016年4月

 このコンパクトボディと、いざとなれば単三形電池が使える汎用性こそ旅カメラとしての魅力です。しかも約0.17秒という高速AFに、広角側でも撮影タイムラグはわずか0.2秒。さっと構えてパッと撮る。しかも撮ったものはスナップブリッジで即座にスマートフォンへと転送可能。花から人から風景から星空まで。もう、何でも来いじゃないでしょうか。

ヌケが良く明るいNIKKORレンズと、補正効果3.0段のレンズシフト式手ぶれ補正によって、超望遠でも効果的に手ぶれを抑制。これだけの機能を備えながら、重さは542g!

 

 

■COOLPIX B700
広角24mm〜望遠1440mm(光学60倍)

有効画素数 2029万画素
最高ISO感度 3200
液晶モニター バリアングル式広視野角3型
動画撮影 4K HUD 30p
発売予定 2016年4月

 ハッキリ言って、今回の目玉です。光学60倍ズームクラスでは世界最小・最軽量。ダイナミックファインズームを併用すれば、120倍ものズーム比を得ることができます。それでいながら、マクロでは1cmまで近づくことが可能。アングルの制限を解き放つバリアングル液晶モニターや約0.09秒という高速AF、手ぶれ補正効果5.0段(!)というデュアル検知光学手ぶれ補正も備えました。たいていの撮影が、このカメラ一台でまかなえます。もう、この他に何が必要でしょうね?

ISO感度は低めに設定していますが、手ぶれ補正があるので大丈夫。むしろISOを低くすることでノイズを減らし、画質を向上させるという考え方です。さすが質感のNikon。暗い中でも階調は滑らかで、色味の自然さにも定評があります

 

各製品についての詳細はこちらまで。

ニコン・映像事業部ホームページ
http://www.nikon-image.com

林 拓郎 アウトドアライター、フォトグラファー、編集者

スノーボード、スキー、アウトドアの雑誌を中心に活動するフリーライター&フォトグラファー。滑ることが好きすぎて、2014年には北海道に移住。旭岳の麓で爽やかな夏と、深いパウダーの冬を堪能中。

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