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冷え冷えビールは自分で確保。最強ソフトクーラー「アイスミュール」を夏フェス、海キャンで使い倒してみた。

(2017.07.05)

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scene02 海のフィールドにて
 熱を通しにくい構造でシェルのあいだに空気が入れられるということは、外気から内側へのアクセスは遮断されるということ。しかも、当然ながら内部は防水加工がなされており、濡れてもいいものを入れられるわけ。あ、これって、いわゆるドライバッグとしても使えるのでは?

 もちろん、正しく氷を入れてビールを満載しておくのもアリなのですが、たとえば、シーカヤックで海に漕ぎ出すときなんかは、こんなふうにドライバッグとしての使い方もアリだと思うのです。しかも細身のこのスタイルは、カヤックのデッキにもスッキリと収まる形状でもあったりして。
カヤックやキャンプなど、こんな海のシーンにもしっくりと来ますよね。ナチュラルなオリーブグリーンカラーが、砂浜によく似合う。もちろん、ビール満載にしてこんな浜で冷えたビールを飲めれば、いちばん、最高です!

 海のフィールドの場合、携帯やらカメラやら着替えやらドライで保っておきたいアイテムを濡れから守るのは、以後の生活の快適さを左右する大事な要素。ぜったいに濡らしたくないものを信頼のできるバックに入れておく……アイスミュールを使ってみたら、半端ない安心感が得られましたね。それと、使わないときには空気を抜いてコンパクトに丸めておくことも。これなら、サブバッグとして使うこともできますよね。

 そしてまた、こんな使い方も。ともするとメーカーさんには怒られてしまいそうですが、海を渡渉したり、泳いだりするときには、浮き袋にもなってしまうのです! そもそもが空気の塊なので、浮力はもちろん申し分なし。でも、一点だけご注意を。水に浸かる前に、バルブがしっかりと閉じているかどうかだけは要確認です。シェルのあいだに水が入ってしまうと、プチ悲劇となりますので。
アイスミュール、抱えて浮かんでいるだけでとってもハッピーな気分になれます。でも、あまりの過信はキケンです。使うときは短時間で、流れが強いところでは注意してくださいね。念のため

 さて、最後に正しい使い方のおさらいを。

 アイスミュールは1000デニールのリップストップ防水シートをシェルにしたソフトクーラーで、内側と外側のあいだに空気を吹き込むことで断熱層をつくり出すという構造になっています。サーマレストのマットにあるようなバルブが取り付けられているので、空気の出し入れができる仕組みです。この、冷えた空気の層を保持するという考え方がおもしろいですよね。さらに、空気を吹き込むことでバック内側の保冷体積が小さくなるので、効率よく冷やせるようになるという利点もあります。単純なようでいて、なかなか考えられたギアです。
背面には通気性のいいパッドを配置。一般的なバックパックとほぼ同様の構造になっています。“MULE”とはロバのこと。アイスミュールは、氷を運ぶロバさんですね。前面にはバンジーコードを設け、バックルはドライバックと同じくクルクルと巻いてパチンと閉める方式。バルブはサーマレストのそれを思えばまちがいなしです。そして袋の内側は、いかにも熱が通りにくそうな加工を施した素材となっています

 使い勝手もよく、ギアの汎用性も広い(使い方が正しいかどうかは微妙ですが。汗)。そろそろ夏フェスの始まるシーズンですし、海もいい季節です。アイスミュールは、単なるソフトクーラーではありません。ぜひ、一度は手に取ってみてほしいアイテムですね。

 と、ここまで書いていて気づいたのですが、このアイスミュールの性能、もっともっと幅広いかもしれませんね。「冷たいものは冷たいまま」ということは……よくよく考えてみると、これ、逆の考え方もできるはず。空気の層を断熱材に使っているのであれば「温かいものは温かいまま」ってことも可能なはずでは??

 冬でも使えそうですね、アイスミュール。その場合は、ホットミュールかな!?

 

 

アイスミュール/ICEMULE プロクーラー
容量:L/20ℓ、XL/30ℓ、XXL/40ℓ
カラー:グレー、オリーブグリーン、リアルツリーカモ(LとXlのみ)
価格(税抜):L/14,500円、17,500円(リアルツリーカモ)、XL/17,500円、20,000円(リアルツリーカモ)、XXL/20,000円
取り扱い:モチヅキ

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ライター
tetsu

山岳•アウトドア関連の出版社勤務を経て、フリーランスの編集者に。著書に『テントで山に登ってみよう』『ヤマケイ入門&ガイド テント山行』(ともに山と溪谷社)がある。

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