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【短期集中連載 FUTURELIGHT】第2回「フューチャーライト」発売記念 2日間限定イベントをレポート!

(2019.10.03)

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< Athlete Talk - press day>
■ 佐藤裕介(さとうゆうすけ) x 馬目弘仁(まのめひろよし)

 まずは、アルパインクライマーのふたりによるスライドトークショー。

 スライドトークショーは、佐藤さんのインド北部「セロキシトワール」遠征報告。馬目さんが、聞き手役です。

 冒頭に馬目さんが「アルパインクライミングは、スポーツではなく冒険だと思う」と説明をしてから始まったスライドトークショー。佐藤さんのお話は、馬目さんのその言葉を裏付けるように過酷なものでした。

 興味があっても、その詳細に触れる機会の少ないディープなアルパインクライミングの世界。聞き手の馬目さんの解説もあり、このハードな挑戦を成功させた佐藤さんパーティーの行動状況が伝わってくる、すばらしい報告会でした。

上)今回のパーティー3人で、この半分宙に浮いているテントで寝たそうです 下)登頂後の下山時のビバークの様子。ウトウトすると、太ももに雪が溜まってしまう。それを払って日の出を待ったそうです。

 そしてふたりとも、すでにテスト着用しているという「フューチャーライト」については以下のようの答えていました。

「シェル=殻」つまり、体を守るジャケットには信頼性が必要だと、馬目さん。

佐藤さんは、「この遠征では持って行っていないですが」と言いつつ、「ソフトシェルのような感じで、軽くて、しなやかで動きやすい」と。

 とにかく、できる限り荷物を減らして、少ない日程でチャレンジをするアルパインクライミング。ふたりの意見をまとめると以下のような感想になりました。

・体力の消耗が激しい行動シーンでも、通気性がよい。
・ハードシェルのようにカサカサしない。アルパインクライミングに優位。
・ハードシェルでは、ビレイ時に汗冷えすることがあるが、この通気性でそれがない。
・中間着的な使い方もいい。通気性が高いので、防風性があるハードシェルとの併用がいい。
・レイヤリングとしては、暑いときは1枚で。稜線に出るときなどの風対策では、中間着的な使い方。
 
「今後期待する製品」という質問には、ふたりとも「テントとシュラフカバー」という意見で一致していました。

 
< Athlete Talk - day1 >
石川直樹(いしかわなおき)

 写真家の石川さんは、カナディアンカヌーでユーコン川をカナダからアラスカまで下った旅と、そのカヌートリップの直前のK2&ガッシャブルムII峰登攀のお話。「ガッシャブルム」とは、バルティー語で「美しい山」という意味。世界で13番目に高い山です。

 石川さんの原点は、10代のころに始まった旅だそうです。20歳のとき、ユーコン川のホワイトホースからドーソンまで800kmをひとりで下った旅が忘れられず、昨年から再びカナディアンカヌーでユーコン川を漕いでいます。

 それは以前から抱いている、ホワイトホースからベーリング海まで下りたいという夢のためでもあるそうです。

 数年かけて尺取り虫方式で川下りをしながら流域の村などの撮影をしているそうで、今年はドーソンからサークルまでをつなぎました。

 川下りの旅は思索にふけったり、本を読んだり、焚き火をしたりとゆったりとした時間を過ごすことができる、いい時間だったそうです。

今年は、カナダから国境を越えてアラスカに入ったそうです。カヌーで国境を越える場合はとくに警備があるわけでもなく、それぞれの国の旗が立っているだけだとか。

 後半は、この川下りを始める3日前まで挑戦していた登攀のお話。4年ぶりに挑戦したK2では、残念ながら山頂は踏めず。その後、1日だけ休息して連続登攀したガッシャブルムII峰の話。スライドの写真や動画を見ると、本当につらかったんだなと伝わってきました。

こんな極限の状況で写真撮影をしながら、その数日後にはカナダでカヌーで川下りをしていたという。このコントラストはすごいですね。


 石川さんは、カヌーの旅で「フューチャーライト」を着用。お世辞が言えないと照れながら「非常に着心地がよく、柔らかくて、心地いい。レイヤリングをちゃんとすれば、着っぱなしで大丈夫」とのことでした。

 来年にはフューチャーライトを使ったテントも発売されるようなので、次の旅ではぜひとも使ってみたいとのことでした。

 

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ライター
北村 哲

登山、スノーボード、キャンプ、フェス、旅好きのフリーライター。プランナー/ディレクターとして、アウトドアやスポーツ関連のカタログ、映像、イベント、アーティストコラボ商品などの企画制作も行う。富士山好きで、吉田口の歴史や登山道に詳しい。

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