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【ホットサンドメニュー13戦! 勝手にランキング】めくるめくホットサンドのアツい世界へようこそ。

2018.12.13 Thu

HAL パティシエスケーター

 先日、「勝手にホットサンドメーカー選手権」なる企画を実施しましたが、これを書くにあたり、もちろんたくさんのホットサンドを食したわけですよ、ちょっと嫌いになりかけるくらいに……。でもその中で手に入れたホットサンドレシピを、予告通りにご紹介。

 どどーんと13個分、王道から甘いの、流行りものまで、いろんなホットサンドがズラリと並びます!! せっかくなので、ランキング形式で。もちろん、個人的な感想ですが、自分でつくって食べているので。ま、問題はないっしょ。

 いちばんオイシかったのは……あれですあれ!

 まずは、ランキング第13位!!
 

13位 ミソコーンバターホットサンド
 ラーメンみたいなネーミングですね。群馬の沼田にフリアンという洋菓子店があるのですが、そこに「みそぱん」というのがありまして、その味を勝手に再現してみたかったのです。私はここのみそバター味が好きなので、チャレンジしたわけです。コーンはなんとトルティーヤです! バウルーの半分に切れるダブルを使いました。
角切り食パン6枚切り2枚、味噌10g、バター10g、トルティーヤチップス20gつくりかた:どうしよう、結論から言ってもいいですか? 思い描いていた味にならなかったんです。まず、味噌は塗りやすいようにと思って液味噌タイプをチョイスしたのですが、それだとゆるすぎたようです。味を思い出す限りだと赤味噌に砂糖をまぜたものが正解だったかも。そしてコーン! まさかのトルティーヤで食感を出してやろうと思ったのですが、思ったほどカリっとした食感がのこってくれなくて←たぶん味噌がゆるかったから。バターこそ個体ではなくマーガリンのような塗りやすいタイプにすべきだったかもしれません。ここでまさかの思った味にならなかったパターンを紹介することになるとは(汗)。でも、解決策はわかっています、もう一度この冬に沼田のフリアンに行って味を確かめるべきですね。ごめんなさい。
 

12、11位 スイーツダブルホットサンド
 ふたついっぺんにつくれる、スノーピークの特性を生かして、スイーツ系のホットサンド2選をつくりました。焼き芋オレンジサンドとあんバターサンド! キャンプのときにつくる焼き芋っていつも食べきれなくて残るんですよね。それをオレンジマーマレードでさっぱりした味わいに。あんバターは最近定番になってきたコッペパンメニューを再現です。で、結果は、焼き芋オレンジのほうが少しおいしかったかなぁ。
焼き芋1/2本、オレンジマーマレードジャム15g、角切り食パン8枚切り あんこ20g、バター10g、角切り食パン8枚切り2枚つくりかた:角切り食パン8枚切りは耳を落として使います。焼き芋オレンジサンドのほうの焼き芋はスーパーで売っているものでも、キャンプでつくったものの余りでもOK。薄切りにしてパンにのるサイズにします。パンにバターを塗り、切った焼き芋を乗せます。その上にマーマレードジャムをのせてパンで挟みましょう。あんバターはそのまま、パンにあんこをのせ、バターをのせればOK。そして2個いっぺんにプレスして焼きます。耳を落としている部分がカリっとしていて、焼き芋はふわっとあたたかいのにマーマレードジャムがとろっとでてきます。あんバターもまちがいないおいしさ。甘い、しょっぱいののベストマッチ。小さめなのでぺろっと食べられちゃいます。
 

10位 ハンバーグホットサンド
 ボリューミーなハンバーグを豪快にホットサンドにイン! 残り物のハンバーグでも湯煎であたためるタイプのハンバーグでも、わざわざつくっても構いません。形がラウンドしていて具材を詰め込みやすいアサヒ軽金属ホットサンドベーカーにてつくりました。
角切り食パン6枚切り2枚、ハンバーグ1個(既製品でも手づくりでも)、ガーリックマーガリン適量、千切りキャベツつくりかた:食パンは8枚切りをチョイスしました。パンにガーリックマーガリンをつけ、千切りキャベツ、ハンバーグをのせてクッカーで挟みます。パンもカリッとしているところにハンバーグの肉汁がジュワッとでてきたりして、そりゃおいしいですよ。今回はハンバーグを手づくりしましたが、キャンプのときは既製品のハンバーグでもOKですね。
 

9位 チョコマシュマロホットサンド
 甘い! あまいよこれは。チョコにマシュマロをレーズンパンではさんでみましたよ。アメリカンジャンクなキャンプの定番、スモアをつくってみました。スモアは焚き火でやるかなと思って、コフランのロングを使ってみました。
ミニレーズンパン2枚、チョコ4粒、マシュマロ4粒つくりかた:コフランのキャンプクッカーは焼面が小さめなので、パンを小さいものでつくってみました。チョコとマシュマロは、あまり欲張って入れないほうがいいです。なぜなら破裂すると大変なことになります。焚き火などでじっくり裏表をちょこちょこひっくり返すといいでしょう。クッカーにちょっと油をつけておいたほうがいいかもしれません。レーズンが表面にこびりつきやすいです。味は想像どおり、スモアです。甘いです。めちゃくちゃあまかったです。
 

8位 トマトピザチーズサンド
 ええ、ピザです。ピザトーストのホットサンドです。ひねりもへったくれもありません。でも、おいしいんだもん。いいじゃないですか。定番なので、メジャーなコールマンのホットサンドメーカーでつくって、ランタンマークつけてみました。
角切り食パン8枚切り2枚、ピザソース適量、モツァレラチーズ1枚、トマト1/4個、シュレッドチーズ10g、バジル少々つくりかた:パンにピザソースを2枚とも塗ります。下になるほうの食パン一枚にモツァレラチーズをのせ、トマトの上にシュレッドチーズ、バジルをかけます。コールマンのホットサンドメーカーは斜め半分、三角に切れるので乗せる位置を気をつけて、上のパンをのせてプレスして焼きます。焼けたホットサンドを切るときに流れ出るピザチーズは、狙っているのかと思えるほどにおいしそうに見えます。ま、想像通りの味ですが、だからこその人気メニューなのでしょうね。私はあたたかいフレッシュトマトが好きです。なんでしょうね、サラダのときとはちがった顔を見せるのがにくいというか、愛らしいというか。どうだ凄いだろって言っているようです。
 

7位 肉まん風ホットサンド
 コンビニで売っている肉まんをホットサンドメーカーで挟むのが、某キャンプマンガで紹介されてから流行っているようですが、私のレシピはちがいます。肉まんの具材をパンに挟んでつくるホットサンドです。これはじっくり焼きたかったのでIHでも使える杉山金属ホットサンドメーカーでつくりました。
角切り食パン8枚切り2枚、肉まん具材1/8個分(肉まん具材8個分量:豚ひき肉150g、玉ねぎ1/2個、パン粉大さじ1、中華だし8g、しょうゆ大さじ1、ごま油大さじ1/2、砂糖大さじ1/2、片栗粉大さじ1/2)つくりかた:肉まん具材を混ぜ、8等分にします。パンに具材を1/8個分を乗せ、パンを乗せてプレスします。中の肉まで火が通るように弱火でじっくり焼きましょう。パンが焦げないように注意してくださいね。肉を薄めに広げたほうが火の通りが入りやすいです。味は肉まんです。いや、ホットサンドなのですが、カリっとした肉まん? つまりは、とってもおいしかったということです。先日、例の肉まんをホットサンドメーカーで焼くというのも食べたのですが、これのほうがイイです、ぜったい。手前みそですね。
 
6位 リンゴとクリームチーズのフレンチトースト風ホットサンド
 フレンチトーストをホットサンドでつくってみよう! と思いついた一品。厚めのパンでも挟みやすく、テフロン加工されているチャムスのホットサンドウィッチクッカーにてつくりました。
ホテル食パン6枚切り2枚、牛乳30cc、砂糖15g、卵1個、リンゴ1/4個、クリームチーズ10g、くるみ5g、シナモン少々つくりかた:牛乳、砂糖、卵を密閉袋に入れ、混ぜ合わせておきます(できれば、前日の下準備として)。パンを入れ浸しておきましょう。クッカーの下になるほうに一枚浸したパンをのせ、薄切りにしたリンゴ、ちぎったクリームチーズ、細かく切ったくるみ、シナモンを少々かけます。上にパンをのせ挟み、焼きます。焦げやすいので注意してくださいね。ふわっとした甘いフレンチトーストにシャキッとした食感の残る酸味のあるリンゴ。くるみのアクセントにクリームチーズがたまりません。ちなみにクリームチーズのことを業界? ではクリチといいます。ま、私は言いませんが(笑)。けっこう厚くなりますが、ヒンジの部分が大きめにとれるチャムスのクッカーだとやりやすかったです。テフロン加工がされているので、卵液のパンがこびりつくこともありません。
 

5位 王道BTC(ベーコン、タマゴ、チーズ)
 ノーマルホットサンドの定番ですね。以前、私が食したときに感動? して「勝手に選手権」企画をやろうと思ったメニューです。こちらは開きやすく、軽い、両面焼けるヨシカワのホットサンドメーカーにてつくりました。
食パン角8枚切り2枚、バター少々、卵1個、ベーコン4枚、とろけるチーズ1枚、ハーブソルト少々つくりかた:目玉焼きとベーコンを別々に焼き、皿に取り分けます。目玉焼きは半熟でベーコンはカリっとなるくらいがオススメです。食パンにバターを塗って、チーズ、タマゴ、ベーコンをのせ、ハーブソルトをかけて挟み焼きします。キャンプでもできる定番、鉄板の王道ホットサンド。まちがえようがないオイシさ。チーズがとろけていて、半熟目玉焼きの黄身もとろっとし、かりっと焼いたベーコンの塩気がまとめている。そりゃマズいわけがない。
 

4位 ハッシュドビーフとチーズのホットサンド
 ハッシュドビーフってタイトルつけましたが、ハヤシライスのソースです。でもライスじゃなくてパンで挟むからちょっとオシャレに、ハッシュドビーフって言ってみました。さて、みなさんハヤシとのちがいは知っています? 実はほとんどないんですって。グリコさんによるとハッシュドビーフはデミグラスソース、ハヤシライスはトマトベースということでした。ちょっと小噺です。これは深い底板のあるテンマクデザインのホットサンドメーカーを使って「ほ」をつけてみました。
角切り食パン6枚切り2枚、ハッシュドビーフソース30g、シュレッドチーズ10g
つくりかた:底板にパンを置き、ハッシュドビーフソースを乗せます。残り物やレトルトで大丈夫、あまり欲張らないで少なめに入れたほうが無難かも。チーズもかけてふたにパンをのせて焼きます。ソースはあたためておいたものを入れたほうがいいですね。パンに「ほ」がついて、とろっとチーズとソースがでてくれば問題ないでしょ。ハヤシパン? いやハッシュドパンの完成です。これ、もちろんカレーでもいいと思います。レトルトの味があれば無限です。食べるときあふれ出るので注意です。
 

3位 焼サバチーズホットサンド
 今回のレシピのなかで一番のチャレンジメニューがこれでした。サバサンドはトルコ料理に出てくるのですが、それをホットサンドで?! さて、いかに。カリッと焼きたかったので、Oigenの南部鉄器の威力を発揮してもらうことにしました。
ホテル食パン6枚切り2枚、塩焼きサバ2枚、シュレッドチーズ少々、千切りキャベツ10gつくりかた:パンに焼きサバを豪快にのせ、キャベツとチーズをのせて、食パンではさみます。Oigenのホットサンドメーカーはぎゅっとプレスしやすいので、肉厚ですがばっちりとはさみましょう。今回は焚き火で、遠目、じっくり目でやきました。焼き上がりは、サバの油がしみでていい香りがし、日本の朝食の雰囲気です。食べた瞬間、カリジュワです。塩サバとチーズの塩気をキャベツが吸収してくれていておいしさ抜群でした。最近のレトルトは骨もとってくれているので、食べやすかったです。アリですねこれは。
 

2位 ポテトサラダチーズホットサンド
 コンビニでも売っているポテトサラダをホットサンドにイン! チーズばっかり使っているっていわないでね。だって、あのチーズがとろっとなってこそホットサンドな気がするんですよね。ポテトがゴロゴロな感じを出したかったので、下村企画のホットサンドメーカーを使いました。形が正方形なので、挟みやすかったです。
角切り食パン8枚切り2枚、ポテトサラダ100g、大きなとろけるチーズ2枚、バター適量つくりかた:パンにバターを塗り、チーズをのせ、ポテトサラダをたっぷりとのせ、チーズでふたをします。パンで挟みプレスして焼きます。チーズがとろけて、ポテトのゴロゴロがほくほくに変わり、サラダのマヨネーズがさらにおいしさに拍車をかけています。個人的にはきゅうりの入っていないタイプのほうがいいと思います。これ、新定番のホットサンドかもしれません。
 

1位 厚焼き玉子ホットサンド
 最近ちょっと流行っているのを知っていますか? 玉子焼きをサンドイッチにしているのがあるのです。それをホットサンドにしてみました。それもちょっとがんばってフォカッチャを自作しまして、使ってみました。最後は自分で買ったコフラン×A&Fのクッカーを使っています。
フォカッチャ、玉子焼き、オリーブオイル適量つくりかた:フォカッチャはもちろん市販のものでいいですが、私のつくったフォカッチャはこのクッカーのサイズに焼いてみました。玉子焼きは厚めにつくりましょう。これは玉子2個と白だしを使っています。フォカッチャを半分に切り、切った面にオリーブオイルを塗り、玉子焼きをドーン! ふたのフォカッチャを乗せると挟めるのか?というボリューム感でしたが、そこはためらわずギュッと挟みます。焼目がつけばオッケーです。もちろん玉子焼きの味に左右されるかと思いますが、ちょっとした新感覚です。流行っているのもわかる気がします。パンがどっしりしているので、玉子焼きのふわっと感が強調されているのかもしれません。食べやすいです(チーズが入っていないのでどろっとしないから)。ホットサンドをたくさん食べたなかで、コレだ! って思える一品に出会えました。
 

 さてさて、満足のいく一品に出会えたことで〆ますかね。今回13品紹介しましたが、それこそレシピは無限大だと思います。アイデアと思いつき、残り物にレトルト、あるものを挟めばそれでホットサンドの完成です。みなさんもお家にあるのを引っ張り出してきてつくってみてください。家でつくるだけで、なんだかお外気分になれますよ。ではでは、お試しあれー。

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