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【やってみた】立ちションに憧れる女性は必見! いろいろ試してみました(前編)

(2016.11.15)

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 最近は、登山、冒険、探検界からも、その自由な生き方や素直な人間性に一目をおかれているというアウトドア界のリーサルウェポン、「野宿野郎」編集長かとうちあきさんによる、久しぶりの連載再開です。今回は、アウトドア好きの女性なら誰もが一度は憧れる、立ちションについてのお話です。男に生まれ変わったらまずやってみたいことNo.1でもある「立ちション」。最近はそんな女子の永遠の願望を叶えるハイテクなグッズも登場。そこで、かとうちあきさんは、文字通り体を張って、試してみました。とはいえ、賢明な読者は、くれぐれも、ところかまわず立ちションをしないように! 最悪、軽犯罪法1条26号「街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者」という法律によって軽犯罪法違反の罪に問われますので、くれぐれも注意してください。かとうちあき、渾身のレポート前編です。

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 女性が立ションできるグッズ、をご存知ですか。

 汚い場所でしゃがんでおしっこをしたくないときとか、もー、がまんできない! さっきまで飲んでたこのペットボトルの中にするしかない! ってな切羽つまったときとか、新雪の上におしっこで文字を描いてみたいなーってときとか、まー、いろんなアウトドアの場面で、たぶん、便利なんじゃないかっていう魔法のグッズです。

 最初にわたしが使ってみたのは、楽ちんな野宿のため、でした。「歩ける寝袋」を改良して「おしっこもできる寝袋」をつくりたかったのです。ときは2000年初めのころ。いまでこそ手ごろに買える「歩ける寝袋」ですが、出始めの当時(通販生活が「『これなら、夜中、熊に襲われても立ち上がって逃げられる』と言うんだけど、そんなスピード出せるんだろうか?」のキャッチコピーで販売して、話題になったころ)は、まだとても高価(41000円!)でした。

 ならばじぶんでつくろうと、ドン・キホーテで買った安い寝袋の下のほうを真っ二つに切って、縫って、歩ける寝袋にして、おーこれは便利だ! と喜んで使っていたわけですが、しばらくすると、歩けてもトイレで脱がなくっちゃいけないからまだまだだ! と思うようになった次第。それで、さらに改良して股間部分にジッパーをつけて立ちションしたらいいんじゃないかと考えたのです。

 でも、女性はうまいこと立ちションできないし、困ったぞ~。と思っていたら、あったよ! 立ちショングッズがあったよ!

使用済みのこれまで愛用していた立ちショングッズ

 そんなわけで、当時売っていた立ちショングッズで、とりあえず立ションの練習をしていたのだけれど………。ジッパーを縫い付ける技術がなかったので「おしっこもできる寝袋」計画は頓挫してしまい、立ちションのことも、立ちショングッズのことも、すっかり忘れておりました。

 しかーし、いま、また、思い出した! どうやら、最近の立ショングッズはちょっと違うらしい、進化を遂げているらしい、と聞いて、これは試してみなければ! と、急に尿意をもよおし、立ちあがったのです。

 立ちショングッズの最前線が、これ(http://go-girl.jp/)です。日本では有限会社アトラスが正規輸入総代理店として販売している「GO GIRL」。アメリカでつくられており、輸入品だからかお値段3000円(+送料500円)とわりとお高いです。

 注文して、待つこと一週間ほど。届きました~!

 わくわく封を開けると、でてきたのは、おしっこを我慢してもじもじしている女性のイラストと「GO GIRL」の文字の書いてある筒。なんだか力づよく、立ちションをすすめられている気がいたします。「GO GAIRL」の下の文字はなんですか。わたし、さっぱり英語が読めないんですけど、座るな、立ってするんだ! それが人生! みたいなこと言ってるんでしょうか。……わからん。


 筒の中には、立ちショングッズ、使い方の説明がプリントされた収納袋、そしてトイレットペーパーが入っています。確かにトイレットペーパーは必要です。必要ですが、こんなきれっぱしみたいなの、わざわざ入れなくっても……なんて、ちょっと余計なお世話にも感じられる、なんて細やかな配慮! トイレットペーパーを小さくちぎって、畳んで、この筒に詰めている人がこの世界のどこか(たぶんアメリカ)にいる、そう想像するとしんみりした気持ちになってきて、一気に、この立ちショングッズのファンになるのであります。

 ってことで。さー、やってみるぞー。立ちションするぞー。(なんと実践は後編へととつづく……)

 
 
ライター
かとう ちあき

面倒くさいを座右の銘に、人生をより低迷させる野宿専門誌『野宿野郎』を刊行する編集長のようなもの。著書に「野宿入門―ちょっと自由になる生き方 」(草思社文庫)、「あたらしい野宿(上)」(亜紀書房)など多数。最近は、横浜で、お店のようなものを絶賛営業中。

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