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【連れださない理由がない!】専門家に聞いた「子どもの成長と自然遊び」の深すぎる関係(山と海の注意点付き)

(2019.07.26)

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虫眼鏡は観察力アップのほか
じつは子どもの休憩にも役立つ

これが僕がフィールドに持ち出す子どもたちの「遊び道具」です。

これは大人でも楽しめそうですね。

虫眼鏡や拡大鏡など、観察系が多いですね。右上の黒いのは単眼鏡なんですが、その左のプラスチックのものを装着すると拡大鏡にもなります。その下にあるのは虫や、水と一緒に小魚を入れるなどして生態を観察するケース。

動き回る子どもってこういうのも興味あるんだ。

そう、そこがポイントなんです! 子どもは基本ワイドビューで世界を見ているので、虫眼鏡など枠のなかをのぞくと一点に意識が集中しますよね。これで観察力が高まるというメリットもあるんですが、じつは休憩させるためでもあります。

じっとさせるってことですか?

そうそう。子どもって遊びに夢中になると全然休憩しないんですね。汗をたっぷりかく夏なんかは脱水症状の心配もあるので、ときどき休憩させるためにこういった道具を使うといい。アクティブに遊ばせることはいかようにもできるけど、こういった便利な小物を用意しておくと親もひととき休憩できます(笑)。

100均の虫眼鏡でもいいのかな。

充分充分! 枠があってのぞければなんでも大丈夫です。大人も楽しめる、ちょっとこだわった道具なんかはビックカメラやヨドバシカメラなどにある観察系の専門コーナーがおもしろいですよ。


 

ケガをさせないという親のスタンスは
子どもの成長の抑制になってしまう。

こっちは応急処置セット?

そうです。これは、すぐ死ぬかもしれないという状況から骨折までに対応するシビアな場面で使う応急処置セット。人工呼吸用のポケットマスクや固定具、直接血液に触れないための手袋などです。


 

これはできれば使いたくないヤツですね……。

今回のような子どもを外で遊ばせるシチュエーションでは、もうひとつの僕のセットの方が参考になると思います。軽度のケガなどに対応する応急処置セットですね。ばんそうこうや、体温計、ポイズンリムーバー、塗り薬、状況を書き留めるメモ帳、常備薬(自分用)などですね。


 

真ん中にあるペットボトルのキャップは何に使うんですか?

あ、これは洗浄用。キャップの真ん中に小さな穴を開けていて、ペットボトルに装着して水を押し出して使います。水圧で擦り傷や火傷など、ケガの患部を洗浄するんですよ。水って持って行ける量に限りがあるので、水圧で洗い流せば水が少量で済む。

なるほど! これは使えるアイデアですね~。そのお隣は私が先日取材したキップパイロールですね。長谷部さんも普段から使っておられる……ということで今回声をかけたわけですが。


 

キップパイロールに関する前回の記事はコチラ

このキップパイロールは、ちょうど子どもが外遊びで何でもやりたい、やってみたいという気持ちの範囲で起こりがちな皮膚トラブルをカバーする軟膏なんですよね。僕は自分や家族、友人用にフィールドで常備しています。

擦り傷とか切り傷なんかに使えますね。冬ならあかぎれなんかにも。

ぶっちゃけ、擦り傷や切り傷って外で遊ばせる以上は起きちゃっても仕方ない、と僕は思うわけです。大事なのは、「子どもの探求心や学びの意欲を削がない」こと。ケガをさせないという親側のスタンスは子どもの成長の抑制になってしまう。

はい。

後遺症が残ったり、人生に影響を及ぼしてしまうケガは親が防ぐ必要がありますが、そうじゃない軽度のものは思い切り自然のなかで遊んで作ってしまったのなら、それはある意味仕方ない。逆にケガによって何が得られたかまで振り返ることが重要だと思います。

里山は公園でもよく見られるギザギザしたあざみの葉や鋭い葉の雑草、皮膚が薄く弱い乳幼児にとって草のこすれやかぶれの原因になることが多いそう。

傷まで行かなくても、小さな子どもは皮膚が薄くて弱いので、露出による草のこすれ、かぶれで肌をかき壊してしまうことも多い。あと、0~2歳児は日焼けが軽度の火傷にもなりやすい。長袖長ズボンで防ぐという手もありますが、熱疲労につながることもあるので状況次第でしょう。

確かに、暑くて長袖なんか着てられるか!という場面はけっこうある。

だから水道から離れた場所で子どもを遊ばせるときは、つねに真水は常備しておいて、飲ませたり、かぶせたり。ケガをしたら穴の開いたペットボトルのキャップで傷を洗って軟膏を塗る、と。

真水、大事ですね。

大事です! 軟膏では、キップパイロールは子どもがひっかいた傷にも塗れるし、靴擦れや股擦れにも使えるから便利です。家で普段から使っている軟膏をそのまま持っていけばいい、という安心感もあるし。

うちも外遊びグッズに入れてみようと思います。

おとなが酔っぱらってストーブでちょっと火傷した!みたいな場面でも使えますしね(笑)。ね、福瀧さん。

なぜゆえ名指し……。

さて、講師として今回をまとめると、子どもにはどんどん自然のなかで遊ばせて、ボディバランスを整え、前頭葉を活発化させ、脳も身体も心もすくすく成長させることが大切!ということです。ささいなキズなどは効果的な軟膏でしっかり治して、また遊ぶ!ですね。

前回、キップパイロールの営業の坂井さんもまさにそう一句読んでいましたね。「大丈夫! ささいなキズにはパイロール」って。忙しがってないで、外にもっと連れていかなきゃあ。

結果的に親子一緒に楽しくアウトドアが楽しめることにつながりそうですしね。

まさに! ぜひお父さんお母さんの経験で子どもたちをいろんな自然のなかに連れていってあげてください。今日登った仙元山のような低山は、幼児期の遊びの宝庫です。そういう場で育ったふたりがどんな男の子女の子になるか楽しみにしています。

磯場遊びも擦り傷や切り傷を作りやすい。放置せず真水で洗い、キップパイロールなど殺菌成分が入った軟膏をすみやかに塗ろう。

キップパイロールに関する前回の記事はコチラ

(撮影=亀田正人、文=福瀧智子)

キップパイロール-Hi
■希望小売価格(税抜き):左¥1,250(40g)、右¥600(15g)
■効能:軽度のやけど、切り傷、すり傷、ひび、あかぎれ、かみそりまけ、日焼け、雪焼けによる炎症
■用法・用量:疾患の程度により適量を患部に塗布するか、またはガーゼ等にのばして貼付

非ステロイド性皮膚治療薬
酸化亜鉛配合
第2類医薬品

★お求めは薬店・薬局・ドラッグストアにて。

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ライター
Akimama編集部
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