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新型コロナウイルス感染症拡大の今、野外に出るときに 守らなければならない5つのガイドライン。

2020.04.13 Mon

滝沢守生(タキザー)

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

 現在、日本の29のアウトドア関連企業、ブランドが会員として参加する一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパン(以下、CAJ)が、「パンデミックの今、アウトドアに出たいと思っている人へ! CAJからのお願いと、5つのガイドライン」というメッセージを配信しました。 

 これは、アメリカの「Outdoor Alliance」が2020年3月24日に
「HOW TO GET OUTSIDE (DURING A PANDEMIC)」と題して投稿されたガイドラインを参考に、日本の現在の状況などを鑑み日本版にリライトしたものです。

 新型コロナウイルスの感染拡大にともない、日本でも緊急事態宣言が出された今、私たちはフィールドに出かけることについて、どのように考え、行動したらよいのか、不安と逡巡で、落ち着かない日々を過ごしている人は多いと思います。そこで、日本の29のアウトドア関連企業、ブランドが会員として参加する一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパン(以下、CAJ)では、以下のようなガイドラインを提唱しています。

 本来CAJは、日本のアウトドアフィールドの自然環境保護活動をサポートする組織ではありますが、すべてのアウトドアユーザーが健康で自然を楽しめることが、私たちの産業の基盤です。山や海で過ごす時間を愛する私たちにとって、アウトドアは日常生活の重要な一部であり、健康で安全な社会生活を続けていくための行動規範などと同様に、フィールドでも、ひとりひとりが、責任を持って慎重に行動していくことが、今まで以上に求められています。第一に重要なことは、あなたの周りの人々の健康を守ること、これ以上、感染を拡大させない、ということに最善を尽くしましょう。

 しかし、移動の制限や自宅待機など、閉塞的な状況が続けば続くほど、少しでも戸外に出て、新鮮な空気を吸いたいという気持ちも理解できます。なぜならば、私たちは野外にいることが、いちばん快適で、心身ともに健康な状態にしてくれる場所だと知っているからです。 そして、在宅する時間が多くなればなるほど、皮肉なことに、多くの人々が、自然にふれる喜び、風に吹かれる心地よさ、心身へのプラスの効果に気づき始めています。

 状況は日々変化しています。この記事の執筆時点では、全国各地のキャンプ場や公園には、戸外であることの安心感からか、週末になると例年よりも多くの人が来場していると聞きます。いっぽう、クライミングジムや山小屋などの営業自粛や休業、閉鎖など、社会的距離を保つための指導は、日ごとに厳しくなっています。まだ感染者数の少ない地域と感染者の多い都市部とでは、危機感の温度差などに違いもあるでしょう。しかし、今、最優先すべきなのは自分自身の安全はもとより、周りの人々の幸せを守ることです。アウトドアをこころゆくまで楽しむことができる幸せな日常を取り戻すためには、私たちは責任を持って行動し、良く考えて、できうる限り予防的なアプローチを選んで、あなたの友人や家族が注意深く行動することもサポートしながら、最大限の安全を確保してください。

 CAJでは、パンデミックの間も、アウトドアユーザーに参考になる情報を定期的に発信していきます。

新型コロナウイルス感染症が拡大する今
野外に出るときに守らなければならない
5つの約束ごと

1)まわりの人々の健康と安全を脅かさないこと。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は、多くの人々の生命を脅かす重大な事態です。それを念頭に置いて行動しなくてはなりません。政府や自治体が発信する最新の情報をこまめに確認しましょう。ウイルスの感染拡大を阻止するためにアウトドア・コミュニティができる最良の選択は、不要な外出をしないことです。

※日本政府の最新の方針は、厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルス感染症について」を参照してください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

2)戸外に出るときは、他者との安全な距離を保つこと。

電車やバスなど公共交通機関での移動や、混雑が予想される施設などの利用は避けましょう。大人数やグループでの行動はNGです。できうる限りの予防的なアプローチを選んで、友人や家族の安全を確保してください。外出するときにはマスクを着用し、常に専門家が推奨する社会的距離を保ち、食事前、帰宅後には、こまめな手洗い、うがいを励行してください。

3)家の近くにある自然を楽しもう。

私たちにとって野外での時間は生活の重要な一部ですが、遠くへ行けば行くほど、他の地域に感染を広めてしまう可能性があります。戸外に出ることの心身へのメリットは、身近な自然に触れるだけでも十分にあることが科学的にわかってきています。今は、できるだけ近所で過しましょう。身近な自然に目を向けることで新たな発見もあり、家族との貴重な時間を過ごすことができます。

4)ケガや病気をしないように慎重に行動しよう。

現在、各地の医療機関は、感染者が拡大してかなり逼迫した状況になっています。救命救急搬送機関も同様です。病院に見てもらう必要のあるケガのリスクのあるアクティビティや身体的に負担のかかる挑戦的な行動は、今はすべきではありません。高齢者や子どもはとくに注意が必要です。

5)休業、休園、閉鎖、中止をリスペクトしよう。

公園やキャンプ場などが休園、休業、閉鎖されているのは、ユーザーの安全と健康を守るためです。オープンしている場所に行く場合でも、フィールドの保全管理、巡回メンテナンスなどに負担をかけないように、ゴミはすべて持ち帰り、トイレは家ですませておくこと。

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*「Outdoor Alliance」とは、American Whitewater、American Canoe Association、Access Fund、International Mountain Bicycling Association、Winter Wildlands Alliance、the Mountaineers、the American Alpine Club、the Mazamas、the Colorado Mountain Club、the Surfrider Foundation、の諸団体で構成され、パドラー、クライマー、アルピニスト、マウンテンバイカー、スキーヤー、サーファーなどのアウトドア・アスリート、ガイドによる唯一の同盟組織として、米国の公有地の保全と機械を使わないアウトドアスポーツを楽しめる環境を維持することを目的に、アスリートの声を代表して活動している非営利団体です。

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