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すぐそこにある外国! ホーボージュン「オホーツクの風と謎だらけの巨大島サハリン」後編

(2017.08.21)

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サハリンバックパッキングお役立ち情報

サハリンのアウトドアはお任せ「ADRENALINE TOUR
 サハリンでの登山は現地までの公共交通機関が乏しく、旅行者向けレンタカーもないことから、現地ツアー会社にガイドを頼むのが現実的だ。日本からのパッケージツアーもあるが僕は自分で旅を組み立てたかったので、現地ガイドに直接連絡をとりコーディネートをお願いした(前編参照)。
 今回全面的に協力してくれたのはユジノサハリンスクに本拠を置くADRENALINE TOUR(アドレナリンツアー)だ。山岳ガイドのセルゲイ・ヴァシレンコさんとお兄さんが5年前に設立した若い会社だが、セルゲイさんは登山やトレッキングだけでなく、自転車ツーリングやバックカントリースノーボードにも精通したスポーツマン。サハリン全域でさまざまなアクティビティをガイドしてくれる。

 なお「ADRENALINE TOUR」のサイトはロシア語オンリーなので、ブラウザ「Google chrome」で開いて、まるごと翻訳にかけて眺める方が理解しやすい。 今回行ったジュダンカ山脈の一部を1日で往復するツアーは、日本円で6,000円ほど。ユジノサハリンスクからの送迎、ガイドがついている。
今回は通訳(英語)と食事担当のサブガイドが同行してくれたので3日間9食の食事はたいへん満足できるものだった今回アドレナリンツアーで訪れた場所のGPSデータ。ジュダンカ山脈だけでなくプガチェフスキー泥火山(Pugachyovskiy gryazevoy vulkan)やアグレダルカ川(Peka Ugledarka)の滝など、サハリンならではの風景をいくつも案内してもらった

サハリンってご飯おいしいの?
ユジノサハリンスクで人気なのは日本料理と韓国料理だが、僕らは敢えて現地の料理を食べ歩いた。そのなかでもっとも美味しかったのはジョージア料理。シチューやチーズを挟み込んだピザのようなパンが絶品だった。ジョージアはかつて「グルジア」と呼ばれていた南コーカサスの山岳国。1991年にソ連から独立したが、なぜかサハリンにはジョージア人の出稼ぎや移民が多い。黒海に面したはるか西の国の民がこんな極東の島に暮らすのをみて、ロシアのデカさを痛感した

ユジノサハリンスク市内はバスを駆使せよ
ユジノサハリンスク市内にはバス路線が網羅され市民の足として利用されている。運賃は一律20ルーブル(約36円)。運行間隔も路線も行き先も謎だらけだが、それでも3日目くらいには自在に乗りこなせるようになった。目的地とホテルの名前をロシア語で紙に書くかスマホ画面に入れておくと運転手さんや乗客が助け船を出してくれる。レッツ・チャレンジ!

帰りは飛行機でひとっ飛び
帰路はユジノサハリンスクから札幌(新千歳)まで飛行機を利用した。オーロラ航空の定期便が夏は週3便飛んでいる。詳しくはこちら

旅の相棒
グレゴリー/バルトロ65
■価格39,000円+税
■重量:S2.2kg、M2.3kg、L2.3kg
■容量:S61L、M65L、L69L
■カラー:NAVY、BLACK、RED
 バルトロは背負いやすさやフレームの完成度のほか、細部もよく作り込まれている。たとえば正面に逆U時型のジッパーが備わっていて、ダッフルバッグのように大きく開口できるのもよかった。狭いテントの中で荷物の整理をするのにこれがとても便利なのだ。ほかにも正面ポケットに内蔵された専用レインカバーや左右2気室になった天蓋ポケット、不要なときには取り外せるボトムのストラップ、カメラやスマホを安心して入れておける防水構造のウエストポケットなど気の利いた工夫が満載。

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ライター
ホーボージュン

全天候型フリーライター。6,000mの高所登山からシーカヤックの外洋航海まで、フィールドとスタイルを問わない自由な旅を続けている。『山と渓谷』『ビーパル』『PEAKS』『Field Life』などアウトドア各誌で連載中。公式Twitterアカウントは「@hobojun

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