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残雪登山、那須のお山は春うらら

2013.03.18 Mon

宮川 哲

宮川 哲 アウトドアライター、編集者

 茶臼岳は、栃木と福島県境に連なる那須連峰の盟主。標高1,915mの成層火山だ。いまでも噴煙をモクモクとたなびかせ、ゴロゴロの大岩があちらこちらに転がっている。火山好きには見るによし、登るによしの魅力的な山だ。

 まだ3月なので、もちろん雪山ではあるものの、先日、日帰り電撃で登ってきた。那須登山でもっとも注意すべきは風。峰の茶屋跡に建つ避難小屋付近は、南会津からの風が吹き抜ける場所として、悪名高きところ。冬場の10m、20mは当たり前で、ときに人が吹き飛ばされてしまうほどの強風が抜けていくこともあるらしい。

 ところが……。このときの風はそよそよ。山麓から森のなかを歩いていても、ほぼ無風。森林限界を越えた峰の茶屋ではさすがに風はあったものの、それも汗を吹き飛ばしてくれるほどの心地よさ。なんと、こんな日もあるんですね。天気上々の終日快晴で、足元の雪は太陽が高くなるにつれてサクサクとした緩み雪に。アイゼンを使った場所も山頂直下の一ヶ所のみで、あとは一日、春うららな快適登山日和。

 登ったのは3月17日の日曜日。そういえば、この日曜日は彼岸の入りだった。暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものですね。
 
 山頂からは燧ヶ岳に会津駒、飯豊に安達太良と東北の山々がグルリと見渡せるけれど、どの山もまだまだ真っ白。それに引き換えて茶臼岳とは不思議な山で、強い風と活火山の地熱のせいなのか、雪は極端に少ないのだ。ということは、残雪シーズン開幕の足慣らしには、最適な山というわけ。装備をチェックして、天気図とにらめっこして、次の週末にでもいかがでしょ?

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