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【ホントにやってみました!】女子でも立ちションができる夢のグッズ「GO GIRL」(後編)

2016.12.01 Thu

かとう ちあき 『野宿野郎』編集長

 最近は、登山、冒険、探検界からも、その自由な生き方や素直な人間性に一目をおかれているというアウトドア界のリーサルウェポン、「野宿野郎」編集長・かとうちあきさんによる、「立ちション」連載の後編。アウトドア好きの女性なら誰もが一度は憧れる、立ちションができるという秘密のグッズを実際に使って、具合を試してみました。なんだか、ちょっと粗相があったり、漏れたりと、原稿にもいつものようなキレはありませんが、ガンバってみました。どうぞおつきあいください。とはいえ、みなさん、くれぐれも、ところかまわず立ちションはしないように! ともすれば、軽犯罪法違反の罪に問われますので、くれぐれも注意してください。

前編はこちら→



「立ちションするぞー! えいえい、立ちションー!」

 と立ち上がったわけですが、その前になるべくきれいなうち? にと、新旧を比べてみましました。左が以前私が愛用していた使用済み旧立ちショングッズ、右が最新の未使用の立ちショングッズ「GO GILR」であります。


比べてみました
「GO GILR」のほうが、縦横にだいぶ大きい。にもかかわらず、やわらかい素材でできているので、収納時は小さくなって場所を取りません。

 使い方も簡単なので、あとはやってみるだけ! 期待に胸を膨らませ、横浜でデートスポットといったらここらしいが、野宿スポットといってもここ! の山下公園へ向かいました。ほかの公園でもいいんですけど、何度も野宿しているため勝手がわかっていて安心だし、景色もよくってお気に入りの野宿場所だからです。そこで、夜景など眺めながらお酒を呑んで、尿意を催したところで立ちションをしようって計画であります。でも……場所、意外とないなあ。


持ち方
説明書きを見ると、このように、手は軽く添えるようにして使うとのこと。緊張して力を入れると、ぐしゃっとなって失敗するよ!

 ここでくじけてはならぬと暗闇に紛れて立ち上がり、木々の生えている芝生地帯へ。人がいないときを見計らって隅っこでしたわけですが、「GO GILR」は、イケております! 大きくてすっぽり装着できるし、柔らかいので密着して、洩れる心配がない。その点、安心感があるのです。

 しかーし! ズボンを下ろしてお尻を出した状態で立っているわけで、座ってするときよりもさらに背後が落ち着きません。この点での、安心感は皆無! しかも、座っていれば腹圧でじゃーっと出して早くすませられるところ、立ってすると筒からちょろちょろ出してゆくことになるわけで、タイムラグがあって、時間もかかる(気がする)。

 だから、あんまりたくさん、おしっこを溜めてからしちゃダメだ……。結局一回っきりで、野宿した翌朝、明るい中での立ちションはあきらめました。

 試してみたところ、「町中での野外使用にはあんまり向いていないようだ」という、当たり前かもしれない事実がわかった(ただ、スカートをはいていたらお尻を隠しておけるし、お尻を隠した状態で立っていたら誰も女性がおしっこをしているとは思わなそうなので、よいかもしれません!)。


持ち運び
外出の際など携帯は、ジップロックに入れておくと楽で安心です。

 その後一週間ほど外出時に持ち歩いて、素早くできるよう、公衆トイレに入るたび、GO 立ちション! してみたのですが、「取り出す・装着・使用・収納」という手間がかかるので若干時間がかかりはするも、慣れてゆくうちに、まー、ほとんど、座りションとかわらないくらいにささっとできるようになりました。

 けれど一度、漏れそうな状況で慌てており、なんとか「GO GILR」を装着したものの手に力が入ってぐしゃっとなっちゃって、悲しい事態になってしまったことをご報告したい。かなり慣れてきて、「我、立ちションを極めたり!」とか思いかけたときにやっちゃったことをご報告したい。立ちション中は、下ろしたパンツとズボンが股間の真下にあるので、失敗すると、全部がびしゃっと濡れる! 悲しい! 座りションなら無事だったものを! ということを強くご報告したいのです……。だからやっぱり、あんまり膀胱におしっこを溜めちゃダメだ。


使い方
先を包み込むようにして持ち、股間にあてがい、尿が出る先端部をペットボトルの口に入れて、こうやってやります。

 溜めるといえば、トイレにいけないけど、もー、がまんできないってときの秘策「ペットボトルにおしっこを」ですが、右くらい口の大きいペットボトル(直径約4㎝)だったらなにもなくてもなんとかおしっこできます。しかし、通常のペットボトル(直径約2㎝)ではダメです。どうがんばっても半分はこぼれちゃう。しかし「GO GILR」を使って試してみたら、一滴もこぼさずおしっこすることができました。


究極の秘策
口の大きさの違うペットボトルの比較。大きなものなら立ちショングッズがなくてもOK。

 ただ、ものすごくおしっこが溜まっていたら、わからない。500ミリだと溢れてしまう人もいるかもしれないので、やっぱり膀胱にあんまりおしっこを溜めちゃダメだ! あと、冷静さを失っていると失敗の可能性が高まるので、ペットボトルには、気持ちと膀胱に余裕のある状態でおしっこするのがいいと思います(矛盾)。

 というわけで、いろいろ試して思ったこと、それは、「おしっこはあんまり溜めないほうが、なにかと安心だよね……」ということなのでありました。
立ちション、どこいった!?

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