（Photo/Tsutomu Endo）
　北海道からは初雪の便りが届き、いよいよ冬の気配が濃くなってきた。スノーシーズンを待ちわびる滑り好きの胸も徐々に高鳴りはじめているだろう。

　そんななか、今回は全国５店舗で開催されるパタゴニアのトークイベントをご紹介したい。その名も

「ゲレンデの先にある自由 -バックカントリー・フリーライディング-」

　登壇するのは、かつてハーフパイプなどの競技シーンでしのぎを削り、現在は自然の雪山を舞台に活動を続けるふたりのスノーボーダーだ。

　白馬をホームに国内外のフリーライドの大会で活躍する加藤彩也香（さやか）、北海道のフリーライドを中心にYouTube番組『いらっしゃいませ、おじゃまします』では全国を巡る高橋福樹（もとき）。幼少期から札幌・真駒内のハーフパイプでともに滑り、互いに刺激を受けながら成長してきたふたりは、当時から自然地形への興味を共有していた。少年少女だった彼らが、それぞれの道を経て再び“山”という原点で交わることになったのは、偶然ではないのかもしれない。
加藤 彩也香　幼い頃より両親の影響で海から山まで自然と親しむようになる。ホームマウンテンは、HAKUBA VALLEY。自然地形を自由に滑るマウンテン・フリースタイラーとして、日本のガールズスノーボードシーンを牽引するライダーのひとり。2024年 FREERIDE WORLD TOUR ジャパンシリーズでは見事優勝、2025年フランスにて行われたフレンチフリーライドシリーズでも優勝を飾った。また近年は、雑誌やブログ、ブランドコンテンツなどの執筆や映像作品での表現活動にも力を注ぎ、ライディング以外にも自然の美しさやそこで得た学びや喜びなど自らの実体験をもとに伝えている
（Photo/Tsutomu Endo） 高橋 福樹　札幌市出身。10歳からスノーボードを始めて24年目。ハーフパイプ経験を経て、北海道をベースにバックカントリー、フリースタイルフリーライディングをメインにオールラウンドにスノーボードの技術、深みを追求中。映像や写真を通じてスノーボードの世界観を表現することにも力を注ぎ、ライダー自身が発信するムービープロジェクトにも数多く参加。ジュニアの育成も行い、スノーボードで全国を旅するyoutube「いらっしゃいませ、おじゃまします」ディレクター
（Photo/Kentaro Abe）

　整えられたコースから、自然の地形そのものを滑る世界へ。「勝つための滑り」から「自分のための滑り」へ。ふたりが選んだ新しいステージは、リスクと隣り合わせでありながら、自由と創造性に満ちている。

　今回のトークセッションでは、それぞれの転機やフィールドへの思い、そして“自然とどう向き合うか”という根源的なテーマに迫る。彼らの言葉のひとつひとつが、これから雪山を目指すみなさんにも大きな影響を与えてくれるはずだ。

　Akimamaスタッフも11/13開催の神田店に足を伸ばす予定。ふたりのライダーの熱いトークセッションを見逃すな！

開催各店舗の詳細・申し込みはそれぞれの下記リンクにて

「ゲレンデの先にある自由 -バックカントリー・フリーライディング-」

■11月9日（日）パタゴニア白馬/アウトレット
18:30開場 / 19:00開始 / 20:30終了

■11月11日（火） パタゴニア京都
18:30開場 / 19:00開始 / 20:30終了

■11月13日（木）パタゴニア 東京・神田
19:20開場 / 19:40開始 / 21:00終了

■11月14日（金）パタゴニア 仙台
19:20開場 / 19:30開始 / 21:00終了

■11月15日（土）パタゴニア 札幌北
18:30開場 / 18:40開始 / 20:30終了