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【海外】移動だけでなく、工作も楽しむ。「ヴェロカー」というカルチャー

(2016.08.23)

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 さすが環境先進国! スウェーデンなど北欧諸国では、こんな自転車を自作してしまう文化が存在するようです。

 仰向けになったり、バケットシートに深く包まれた体勢で足を前に向けた状態で漕ぐ自転車を「リカベント」と呼びますが、自立できるよう3輪もしくは4輪とし、そこにボディが加えられると「ヴェロカー(≒自転車カー)」あるいは「ヴェロモービル」という名前になるようです。

 ヴェロカーは自転車ですから環境負荷も小さく、音も静か。それでいながらボディに囲まれているので通常の自転車に比べて天候の変化に強く、車輪の数が多く安定しているので悪路や凍結路にも強い。そして安定性から、積載性も上々、というメリットを持っています。

 これらの長所が評価され、自転車用の道が発達している国々ではヴェロカームーブメントが育ってきたようです。世界には多くのヴェロカー自作サークルや、専門店が在るようす。

 その中でも、ひときわ軽快な走りを見せているのが「Fantom's Nephew(ファントムズ・ネフュー)」。動画のオープニングでは、どうなってるの?ってくらいに軽やかに走っています。実はこのヴェロカーは250wの電動アシストモーターを搭載。どうりでスルスルと滑らかに加速するわけです。

 日本ではまだまだなじみの薄いヴェロカーですが、こうしてみると楽しそうなだけでなく、小さな観光都市のタクシーや、騒音問題などに考慮したいエリアの荷物の輸送など、社会インフラとしても有効性のある交通機関になりそうです。しばらくの間、このカルチャーには注目していきたいですね。

 

■Fantom's Nephew - The story of a Velocar

「Fantom's Nephew はたいそう環境に優しくエコな乗り物です。とは言え、真剣に環境や社会のことを考えて作ったわけではなく、子どもの頃の夢を、スウェーデン製のヴェロカー「ファントム」で実現したというわけです。この車はファントムからヒントを得だだけでなく、DIYサークルである「AtomicZombie.com」の多くの人の協力があってこそ実現できました。感謝!

空いた時間で制作を開始。わずか数ヶ月でフレームもこの通り。最初のテストランの課題は、子どもたちについて行くこと。ハンドルを改良し、後部座席もテスト合格! そして250wの電動アシストモーターを搭載。フレームにも色を塗りました。ボディのパーツを縫い合わせて接着。その上からFRPを貼りつけます。高速域での空力テスト! ボディは塗って磨いて、磨いて塗って。いろいろオシャレパーツを組み付けたら、完成!!」(コメント抜粋・要約)

エンドロールの後には次回作の予告もあります。お見逃しなく!

 
 
ライター
Akimama編集部
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