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【フジロック】20回目の苗場、UNFAIR GROUNDという地元からのプレゼント

(2018.07.04)

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 今年のフジロックで、新しいエリアが登場する。

 かつてオレンジコートがあった場所に予定されている「アンフェアグランド」だ。

 アンフェアグランドはイギリスで開催されている世界最大級のフェス、グラストンベリー・フェスを象徴しているようなエリアで、グラストンベリーが今年は開催されないことから、そのカルチャーをエリアごと日本に持ってくることになった。
 フジロックのアンフェアグランドに多大なサポートをしているのが、地元の湯沢と苗場。苗場20回目の節目に何かできないかと考えた地元の人たちが、去年実際にグラストンベリーに行ったことから、アンフェアグランドの日本移行が実現していった。
 20年という時間が培ってきた地元の湯沢・苗場とフジロックの関係。お互いをリスペクトし、お互いをサポートすることでその関係は構築されてきた。アンフェアグランドは湯沢や苗場からのフジロックに遊びに来る人たちに向けての、感謝の印のひとつなのだろう。フェスは地元に根付いてこそ、本当の祭へと進化していく。

 今回はグラストンに行った、フジロックとも深く関わってきた人たちそれぞれにフジロックの20年目の思いを語ってもらった。
グラストンベリー・フェスへ足を運んだ今泉超利さん(苗場スキー場)、井口智裕子さん(湯沢温泉旅館組合)、高橋五輪夫さん(湯沢町議会議員)、新井一州さん(苗場観光協会) Photo by アリモトシンヤ(fujirockers.org)

「開催当初は地元では反対の声もあって、旅館では部屋を提供したくないという声もありました。けれど今では、期間中はフジロックのお客さんしか受け入れていないところも多い。フジロックは私からすれば車で30分で行ける海外旅行。湯沢とは別世界がそこで展開されているんですから」(井口さん)

「湯沢と苗場って、住んでいる人間からすればちょっと離れた場所っていう感覚なんです。初開催から数年は湯沢駅のバスロータリーを(フジロックの)シャトルバスは貸してもらえなかったんです。駅に降りるのはほとんどがフジロックのお客さんなのにそれはおかしいと思って。町長に直談判して、ロータリーでシャトルバスの乗り降りをできるようにしたんです。ボランティアを地元で募集して、手伝ってもらったら一緒に見に行こうって。それをきっかけに湯沢でのフジロックの協力体制のすそ野が広がっていきました」(高橋さん)
Photo by 宇宙大使☆スター
「フジロックのキャンプサイトの光景が、アウトドアのスタイルの移り変わりを感じさせてくれますよね。どんどん(お客さんの)段取りがよくなっていくし、スマートになっていく。この感覚を苗場で感じられるっていうことが、私たちとしても本当にうれしいんです」(今泉さん)

「苗場では臨時の総会があって、オレンジコートの場所はサッカー場でもあるので、学生の夏合宿の受け入れ態勢で影響が出るかもしれませんと言ったんですけど、まったく(アンフェアグランドに対する)反対の声が出ませんでした。それだけ苗場にとってフジロックは大きな存在なんです」(新井さん)

 ※この記事はFestival Echo '18を再編集し掲載しています。

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ライター
Akimama編集部
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