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南北全長約4km! 夢のように現れて消える苗場「フジロック」巨大ビレッジ全図

2017.07.21 Fri

日本最大のロックフェス「フジロック」を訪れた人がかならず度肝を抜かれるのが、その会場の広さ! 最南端のピラミッドガーデンから最北端のカフェ・ド・パリまで徒歩での移動距離は約4kmにわたる。苗場の山間部に三夜限りで登場する巨大ロックビレッジには、どんな〝楽しみ〟が満ちているのだろうか? フジロック・ビギナーはもちろん、常連であっても最奥まで足をのばしたことがないという人も必読!

*拡大できる地図を末部に掲載しています

❶GREEN STAGE4万人収容の苗場のシンボル フジロックの心臓部といえる4万人収容のメイン「グリーンステージ」。国内外で活躍するアーティストたちの復帰、再結成、あるいはバンドの枠や国籍を越え結成された豪華な顔ぶれをオーディエンスは見守ってきた。今年は、魂をゆさぶられるようなどんな物語が見られるのだろうか?

❷PYRAMID GARDEN苗場随一のチルアウト空間 キャンドル・アーティスト「Candle JUNE」氏のプロデュースで生まれたのが、最南端に位置する幻想的な「ピラミッド・ガーデン」。キャンプサイト利用者のみに開かれた穴場的ステージであり、インドの伝統楽器を扱うアーティストやフラダンスセッション、過去にはわずか数十人の前で行われたハナレグミのゲリラ的アコースティック・ライブなど、他のステージとはまた一線を画すコンテンツも魅力。

❸RED MARQUEE熱気に包まれるテントステージ 巨大フードコート「オアシス」に隣接する5千人収容の大型テント「レッド・マーキー」。日中は新進気鋭のバンドからベテラン勢まで多彩なアーティストが会場を沸かせ、深夜は一変してクラブと化し、明け方まで誰もがダンスフロアで踊り明かす、まさに眠らないステージだ。

❹浅貝川涼をもとめて苗場のオアシスへ 場内を縫うように流れる清流。グリーンステージとホワイトステージの中継地の「ところ天国」脇では、せせらぎの音に誘われ思い思いにくつろぐ人がたくさん。

❺WHITE STAGE時代の最先端を行くサウンド グリーンが王道であるならば、オルタナティブで革新的なバンドや音楽をラインナップしてきたのがホワイトステージ。99年のアンダーワールドをきっかけに、時代の先端を行くサウンド、次世代を担うバンドをセレクトし、開拓を続けるロックスピリットがほとばしるステージと言える。

❻SILENT BLEEZE夢の世界が高原に広がる 全長およそ5.5kmのゴンドラ「ドラゴンドラ」に乗って高原へ。サイレントブリーズはメルヘンと笑いが融合した浮遊感いっぱいのエアスポットだ。紙芝居や大道芸のほか、ミニステージ「デイドリーミング」ではチルアルトなミュージックも。ここを訪れるのは金曜が狙い目。

❼苗場食堂お座敷横でライブに密着 南魚沼産コシヒカリのとろろ飯や、もち豚、地酒など新潟の旬の地場食材が人気の食堂。が、真の実力がそれだけに留まらない。裏側に小ステージがあり、夜ごとスペシャルゲストによるお座敷ライブが繰り広げられる。過去には忌野清志郎や、演歌界の大御所・鳥羽一郎らが登場するなど、目が離せないスポット。

❽木道亭森林の癒しステージ 場内を抜けるボードウォークで、通りすがりに耳にした心地よい音色に誘われ足を止める人も少なくないのが「木道亭」。観客スペースは大きくないが、こじんまりと良音にゆっくり耳を傾けられる森林のミニステージ。

❾BOARD WALKステージ間の移動に留まらない 2kmに渡って場内を貫く手作りの木道。地元の有志たちがいっさいの重機を使わず、こつこつと手作業で作り上げた。夜になるとイルミ ネーション・アートが輝き、ロ マンティックな夜道となる。

❿café de Parisパリのキャバレーを体験 パリに現存する歴史的なキャバレー「ムーランルージュ」をイメージしたカフェ・ド・パリ。ライブのほか、エロティックなポールダンスやマジシャンなども登場。キャバレーということもあって、カクテルやワインなどアルコールのラインナップも充実している。

⓫FIELD OF HEAVEN独特の世界観が心地いい 流木アートやアメリカンインディアンのティピなど。フィールドオブヘブンは出店者みずからがブースを制作し、そのためどのお店も強い個性に溢れる。素材にこだわった食や、地球にやさしい衣料品など、単一の村のように活気に満ちているエリアだ。

拡大できるMapはこちらから

(写真=宇宙大使☆スター、sumi☆photo、Kaoru Ito)
※Festival Echoを再編集し掲載しています

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