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ジャグバンドって知ってる? 横浜西口がグッドミュージックで溢れる日。

2016.04.04 Mon

菊地 崇

菊地 崇 ライター、編集者、DJ

5月に横浜の赤レンガ地区で行われる「グリーンルーム・フェス」。春フェスを代表する存在として人気を集めている。今年で12回目の開催となる「グリーンルーム」より古い歴史を誇っているフェスが横浜にある。横浜西口で行われる「横浜ジャグバンドフェスティバル」だ。2002年にスタートして、今年で15回目。今年も50近いバンドが、横浜で演奏するために全国からやってくる。横浜のサムズアップというグッドミュージックを紹介するライブハウスのオーナーであり、ジャグバンドフェスティバルのオーガナイザーである佐布旬さんにインタビュー。

—— どんなキッカケでジャグバンド・フェスがスタートしたのですか?

 1987年にBUDDYというBARを初めて、いろんなミュージシャンが集まりBAR LIVEが始まりました。そこに「MOONEY」というROOTS MUSICが大好きなミュージシャンがいて『横浜も海外みたいに街中に音楽が溢れるお祭りをやりたいな~』なんて話していたのが始まりです。

—— ジャグバンド・フェスのことを紹介してください。

 「ジャグバンド (Jug Band)」とは1900年初頭アメリカ南部で発生したバンド形態です。ジャグ(jug)とは『瓶』のことで、そのジャグを吹いてチューバのような音を出したりします。そのジャグが入ったバンドを一般的に「ジャグバンド」と呼ばれます。バンジョー、ギター、マンドリンなどの楽器の他に、洗濯板をこすってリズムを奏でるウォッシュボード、洗濯ダライに棒とワイヤーを張ってベースのように使うウォッシュタブベース。このように生活用品を楽器として使って演奏する音楽です。まさに全てのポピュラーミュージックの原点にある実に庶民的で原始的な音を楽しむことを教えてくれるバンド形態であると言えると思います。トラディショナルな誰もが知っている曲を中心に、ジャズやブルースやフォークやカントリー、なんでもあるのがジャグバンド。ここからいろいろな形のポピュラーミュージックへと発展していくのです。誰もが楽しめる音楽のお祭りです。

—— 今年で15回目になります、横浜という街でここまで続いた理由何たと思ってますか?

 もちろん、軸になっている「MOONEY」(横浜在住)の存在は大きいと思います。それとTHUMBS UPではROOTS系の海外のアーティストもたくさん来日しています。ジェフ・マルダーは世界のJUGBANDシーンを映像にするためにわざわざこのイベントに来たこともあります。その後ジムクエスキン・ジャクバンドで出演もしてくれました。そういった話題も回数を重ねられた要因ではあると思います。

—— チャージフリーの会場もあります。初参加の人にはどんな時間を過ごしてほしいですか?

 全国から50バンドが参加します。チャージフリーもあるのは、愛好家バンドの参加もひとつの理由です。クオリティーを求める音楽ではありませんし、楽器自体もシンプルな物が多いので体で感じてください。そして楽器に触れてみるキッカケになればうれしいです。

—— 横浜の音楽シーンは東京と違うものがあります、どんな点が違いますか?

 このイベントに関しては特に感じることはありませんが、全般的には「歴史に依存した街」というイメージがあります。新しい商業施設には必ず古いモニュメントをフィーチャーします。これでは東京の様に新しい物を求めるイメージは起きないでしょう。海外ではよくある光景ですが、なんでもすぐつくり直す日本では「歴史の街・横浜」というイメージかもしれません。音楽もきっと同様なイメージでJAZZ、HAWAIIAN等々は根強い感があります。LIVEをやるお店は多いので「横浜ローカル」といった感じの音楽シーンが広がればと思っています。東京は全国区ですから…。

—— 今年の特徴を教えてください。
 
 今年で15回となるJUG FESですが今回は特に海外アーティスト来日もなく、前回60組出演を50組に。決して縮小ということではなく、始めたばかりのときの様にみんなが楽しめるイベントを、と考えています。

YOKOHAMA JUGBAND FESTIVAL vol.15

日時: 4月9日 (土)
会場:Yokohama O-SITE (要チケット)、THUMBS UP (要チケット)、横浜VIVRE前広場 (Charge Free)、STOVES (Charge Free)、エルスエーニョ (Charge Free)
料金:2,500円(前売)/3,000円(当日)
SPECIAL GUEST: HOTOKOTE JUG STOMPERS(永井ホトケ隆、KOTEZ、ガキデカJugStompers)、中川五郎とラグパパスジャグバンド、MAYU RHYTHM

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