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フジロック2019年ヘッドライナー。歴史を刻んできた同士と新時代を築くニューカマーの競演

(2019.06.12)

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 苗場で21回目の夏。フェスの存在意義を示すひとつの指針がヘッドライナーのセレクトであることは違いない。他のどのフェスでも実現しなかった世界中のファンが驚愕の声をあげた2019年のヘッドライナーたち。

「平成最後から令和最初の…」がやたら踊る昨今だが、23回目のフジロックも不変ともいえる「踊りあり、刺激あり、ロックあり」。ケミカル・ブラザーズにはじまりザ・キュアーで終わる「らしさ」と共に新元号へと突入する。

 初日7月26日(金)のヘッドライナーはケミカル・ブラザーズ。フジロックで数々の名演を繰り広げた常連の8年ぶりの登場。最新作『No Geography』では、20年前の初期作を手がけた機材を使用した原点回帰も意識しつつ、新たな時代に相応しい傑作を完成させた。ケミカルといえば爆音+映像+光が融合し連動するスペクタクルだが、2019年の最新版としてアップデートしたショウに期待しかない。

 7月27日(土)は、出演発表で最も反響が大きかったSIAの初登場だ。「顔を見せない」という匿名性などゴシップ面だけが切り取られがちだが、現世が誇る超一流のパフォーマーでありボーカリスト。演劇やダンスパフォーマンスのように緻密に計算されたステージや音響など五感で楽しめるステージとなるだろう。昨年のケンドリック・ラマーやN.E.R.Dなどの一線級のアクツに続き、今年も超がつく極上エンターテインメントが展開される。

 7月28 日(日)はヘッド級が並んだ。それぞれ異なるジャンルのトリプルヘッド・ライナーといった様相を呈している。2019年の大トリを務めるザ・キュアーは、2013年以来6年ぶりの登場。ポスト・パンク期からかれこれキャリア40年、UKが誇る超レジェンドとして今なお現役感をもって活動している数少ないバンドだ。それを証明するのは異常に長いライブパフォーマンスで、前回のフジロックではキャリアを俯瞰するようなセットリストで36曲3時間超えをみせたが、他のライブでは50曲も演奏するという無尽蔵のスタミナを誇る。ロックの殿堂入りという栄誉を引っさげてのメモリアルなセットで2019年のフジロックのフィナーレを飾る。

文=早坂英貴


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ライター
Akimama編集部
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