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一生に一度は行ってみたい場所……ウユニ塩湖の鏡張りシーズン近し。旅の計画はいま!

(2014.11.20)

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足元に広がるもうひとつの世界。宇宙ってこんな感じかな? 天国ってこんな感じかな? などと考えてしまうような不思議な場所。行ってみたいなぁ〜と思う人もいると思います。行きましょう!!ウユニ塩湖に! ぜひ!!!

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雨が乾いた塩の大地は、表面に六甲状の亀裂(亀裂と亀裂が出会うときの最小負荷の形状なのだとか)ができます。これも自然の造形

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宿泊したのは塩湖の縁に建つ塩のホテル。塩のブロックを切り出して造ったホテルで、床も壁もベッドもすべて塩

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「天空の鏡」と呼ばれる雨季のウユニ塩湖。朝日、青空、夕日、星空の鏡張りを堪能。ちょっとちょっと、なんて神秘的なのさ!

 ボリビアのウユニ塩湖にそろそろ雨が降り始めます。この雨が塩湖にたまると鏡張りが見られるようになるのです。

 ウユニ塩湖は数百年前にアンデス山脈が隆起した際、海底が海水ごと持ち上げられて取り残されたもの。その大きさは約120㎞×100㎞もあります。

 流れ込んだり流れ出したりする川もなく、高低差がほとんどないためここに降った雨はうすく広がり、鏡張りといった現象が起こります。

 鏡張りのシーズンは雨季の12月下旬~3月ころ。一方、6月~10月ころの乾季のウユニは見わたす限り真っ白な塩の大地がどこまでも続く光景に変わります。欧米人には乾季も人気があるのですが、日本人にはなんといっても鏡張りですよね。

 私は今年(2014年)の3月に訪れましたが、水が張っている場所と干上がった場所、両方見ることができました。

 現地ガイドさん曰く、「今年は雨が少なく、3月だと鏡張りが見られる場所が少なくなってしまった」と。それでも広大な塩湖、水が残っている場所もあるわけで鏡張りが見られるポイントにちゃんと連れて行ってくれました。
 
 近年は雨の降り方が年によってぜんぜん違うとガイドさんは言います。「2011年、日本でTSUNAMIがあったときからここでも何かが変わった。異常気象というのかな」とも。

 雨がしっかり残っていて、でも訪れるときは晴れていて、しかも風のない日。鏡張りが見られるのはその条件がそろったとき。風があると水面が波立ってしまいますし、雨が降っていると水面に波紋ができてしまいます。

 だけど雨も風も一日中続くわけではありません。2~3日の滞在でも必ずチャンスがある(……と思います)! 
 
 ウユニの鏡張りはバックパッカーだけのものではなく、サラリーマンだって見られるんだ! というのが現地に行って得た感触です。

 日本から行く場合の一般的な例ですが、

 日本✈アメリカ国内のどこか1都市✈マイアミ✈ラパス(ボリビアの首都)✈ウユニ。

 飛行機に4回乗って、たいてい日本を出てから3日目の朝にウユニに到着。ウユニに2泊したとして、7日間くらいで行くことも可能です。移動時間かなり長いですけど。
 
 マイアミ発ラパスへの飛行機と、ラパス発ウユニへの飛行機は同日中に乗り継ぐことができず、ラパスで1泊することになります。

 このラパス、とても標高が高い街。ラパスの空港(エル・アルト)は街よりもさらに高いところにあり、なんと標高4,000m。世界最高所の空港です。空港に降り立った途端、高山病症状が出る人も少なくありません。

 ウユニの標高は3,660m。ラパスの空港に比べると楽ですが、それでも塩湖に星空を見に行き、その数時間後に日の出を見に行ったりするので睡眠時間的にはハードになってしまいます。

 また、高度を下げるという逃げ道がウユニにはありません。私は高山病予防薬を飲んでいましたが、ウユニ滞在2日目は疲れもあって頭痛が少しありました。

 私が飲んだ高山病予防薬はアセトゾラミド(商品名:ダイアモックス)で、南米では薬局で簡単に手に入ります。しかし、高地に到着する前日から飲み始める薬なので、ラパスに到着してから購入するのでは間に合いません。日本では病院の処方によって出してもらえるようですので、必要だと思われる方は相談してみてください。

 それからもうひとつ、持って行った方がいいものは、子どもの長靴!

 Akimama読者なら子連れでウユニまで行く人がいる気がします。大人の長靴は現地で借りられますが子どもの長靴はレンタルされていません。できるだけ丈の長い長靴を子どもに用意してあげてください。うちの子どもたちは塩湖内でバチャバチャと遊び、彼らの長靴のなかはすぐにちゃぷんちゃぷん。濃厚な塩水は肌に沁みるので、痛い、痛いと騒いでいました。

(文・写真/小宮華寿子)
 
 
Akimamaブラジル特派員

小宮華寿子

ブラジル在住のフリーランスライター。Akimamaのメンバーとは昔からの浅からぬ縁で、ブラジルからホットな話題を伝えてくれる心強い味方に。リオデジャネイロ州のレゼンデという街に暮らす、育ち盛りの男児2人、女児1人の母。ブラジルのいまをAkimama目線でレポートしてくれます! web版『地球の歩き方』でも活躍中。詳しくはコチラ

 
 
ライター
tetsu

山岳•アウトドア関連の出版社勤務を経て、フリーランスの編集者に。著書に『テントで山に登ってみよう』『ヤマケイ入門&ガイド テント山行』(ともに山と溪谷社)がある。

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