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フジロック日割も発表。野外フェスに求められるアウトドア力とは?

(2016.04.15)

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 今年のフジロック、先日日割りが発表されたので、お目当てアーティストがいつ出るのがわかり、チケット買いやすくなりましたね。それと、最新の宿情報です。オフィシャルツアーセンターを見る限り、徒歩圏内は、ほぼほぼ埋まってきていて、連泊はもう厳しい状態。一泊だけとかなら苗プリもあります。でも、シャトルバス利用のエリアならまだ宿の空きありますよ!
 さてAkimamaではこれから始まるフェスシーズンに向けて、必要な心得や装備、技術、豆知識などなどについて毎週記事をアップして予定です。今回は、Akimamaライターであり、キャンプよろず相談所のメンバーでもあるスタッフが、野外フェスを楽しむためのアウトドア力についての序論を展開します。


 20年目のフジロック! 待ち遠しいったらありゃしない。まだ3ヶ月も先ですが、考えようによってはもう3ヶ月。準備するのに早いにこしたことはないっつうことで「野外フェスに求められるアウトドア力とは?」と題して、キャンプよろず相談所の所員でもあるワタクシめが、僭越ながらご指南申し上げまする。

 フジロックは、言わずと知れた日本を代表する野外ロックフェスティバル。会場は夏の苗場。コンクリートに囲まれた街の中で暮らしているワタクシたちが、このフェスティバルを楽しむために、真夏の日差しを浴びたり、突然の雨に打たれたり、舗装されていない山道を延々と歩いたり、時には座ったり、時には寝たり、日頃経験し慣れていないことをする訳です。


はしゃぎすぎて力尽きたの図。このまま夜を迎えると危険です。気をつけよう

 お祭りにはハプニングはつきものですし、トラブルもまた楽しからずや。でもできれば痛い思いや辛い思いはしないに越したことはありません。そこで問われるのがアウトドア力なのです。

 とはいえフジロックはサバイバルではありませんので、泥水を濾過して飲み水にしたり、食べられる野草を採取したり、獣を狩猟したりといった冒険野郎ベア・グリルスみたいなアウトドア力は必要ありません。
 飲食は美味しいフェス飯の屋台がたくさんあります。ぜひお金を払って堪能してください。キャンプエリアでも一部を除き煮炊きは禁止ですので、食材を持ち込んで調理しないでくださいね。寝る場所も、近隣のホテルや民宿に快適に宿泊することができますし、キャンプエリアもちゃんとしたテントと装備があれば問題ありません(テントを張る技術は必要)。

 要するに、フジロックに求められアウトドア力とは、自然の中で遭遇するあらゆる変化やトラブルと、いかに上手につきあうかということなのです。自然は美しく、やさしい面もありますが、時折厳しい顔も見せるものです。気をつけてほしいことを今回いくつか挙げておきましょう。

 ひとつは天候。雨、風、雷、気温の変化などに対応できる服装や装備と知識が必要になります。
 なにも常に登山のような装備で会場を歩き回る必要はありませんが、レインウェアはいつでも取り出せるようにバッグに入れて携行した方がよいです。万が一濡れてしまった場合は、できるだけ早く乾いた衣類に着替えるようにしましょう。気化熱で体温を奪われると真夏でも低体温症を引き起こすことがあります。熱中症にもご注意を。


山の天気は変わりやすい。特に梅雨明け直後のこの時期は天候が不安定です

 ふたつめは害虫。ブヨやハチ、マダニなどに刺されたり噛まれたりすると手足がパンパンに腫れ上がることもあります。かく言うワタクシも、ブヨに噛まれたところが腫れ上がり、救護のお世話になったことがあります。
 まず害虫被害に遭わないためには、肌を露出しないことが肝心。とは言っても、やっぱりTシャツ、短パンで過ごしたいですよね~。その場合は、せめて虫除けスプレーを使いましょう。特にハッカ油がブヨ除けにはよいと言われています。ただしマダニなどには効果がありませんので、キャンプエリアなどの草地に入る時は、やはり肌の露出を避けるのがベスト。


足首からふくらはぎ辺りが一番虫に食われやすい。長靴はぬかるみだけでなく虫除けにも有効

 細かくいうとまだまだありますが、もうひとつだけ、自然を敬うということ。世界一クリーンなフェスと言われているフジロックではありますが、悲しいことに毎年残置されるテントがあります。
 これはアウトドア力というより、人間力が欠落しています。こういう人ははっきり言わせてもらうとフジロックに来る資格なしです! 美しい自然の中で開催される美しいフェスを、身勝手な行為で汚さないでほしいです。おっと、失礼。熱くなってしまいました。


残置されたテントや寝袋やチェアなどなど。Eureka!かと思いきやパチもの? パチものといえど、テントが泣いていますよ

 まぁとにかく、もしフジロックのキャンプに関してお困りのことがありましたら、キャンプエリア入口にある「キャンプよろず相談所」にお越しください。ワタクシたちは、フジロッカーキャンパーのみなさんの味方です!


キャンプエリアの入口にある頼もしい味方。お困りの際はお気軽にご相談ください

 
 
ライター
渡辺信吾

アウトドア系野良ライター。デザイナー、Webディレクター、コーディネーターとしても活動中。波乗り、雪乗りで一年中真っ黒。 ホームページ「NORA」

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