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DILL連載第13回山戸浩介さん 白くて丸い「駄菓子以上行動食未満の食料」を作ってみた

(2017.03.16)

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DILL eat,life.』はアウトドア好きの
山戸夫妻が切り盛りする八ヶ岳南麓の食堂。
連載第13回目となる今回は、
旦那さまの山戸浩介さんが登場。
まさかこんなものまで自作できてしまうとは!

 しばらく前のことになりますが、友人との山行の時に行動食袋からおもむろにあるお菓子が出てきたのを覚えています。

 それは「ラムネ」。

 山でラムネ? 確かに子供のころは安いことを理由に駄菓子屋で遠足のおやつの常連として幾度となく食べた記憶はあるけれど。が、友人は山の行動食袋には必ず忍ばせているほどだそうで、そのとき一粒もらって口に入れた時の爽快感たら!

 結局そのときも一粒ではやめられませんでした。

 最初に言っておきますが、ラムネは行動食と言うほどの食料ではありません(個人的には)。いわゆる駄菓子以上行動食未満の食料です。

 ただ、暑い時期に山を歩き、休憩時に喉の渇きを適度に癒してくれるラムネ、そんな小さな脇役に惹かれてしまうのもまた事実。あの山行以来すっかり僕もラムネ好きになりました。

そこで今回は「これって自分で作れるのではないか」という思いから、ラムネを作ってみることにしました。

 さて、ラムネ菓子というものを調べてみたら、ほぼ砂糖なんですね。

 水分とクエン酸、炭酸が合わさることで炭酸ガスが発生するとのこと。これが例のシュワシュワの正体です。口に入れたときに口の中の水分と合わさってシュワシュワするのです。なんとなくわかったところでさっそく台所へ。

 材料も手軽で、混ぜて型に入れるだけで簡単に作れます。

材料(小粒約60個分)
 粉砂糖……100g
 コーンスターチ………20g
 クエン酸……小さじ1と1/2
 重曹……小さじ1
 レモン汁……小さじ2

作り方
1、ボウルに粉砂糖、コーンスターチ、クエン酸を入れてよく混ぜる。
2、1にレモン汁を加え、さらによく混ぜる。
3、よく混ぜてもダマが残るので、2回ほどふるいにかけてサラサラにする。
4、3に重曹を加えてよく混ぜる。
5、ラムネの成型には小さじ1/2や小さじ1/4スプーンなどを型として使う。スプーンに4をぎゅーぎゅー押し込み、ボウルの淵などで叩いて取り出す。
6、60度ほどに温めたオーブンで30〜40分乾燥させるか、風通しのいい場所で1晩〜1日自然乾燥させればできあがり。

 ポイントはふたつ。
■5の段階でも食べられますがホロホロと崩れやすいです。乾燥させると少し固く締まって携帯しやすくなります。今回はオーブンで30分焼き締めしました。
■重曹を最後に加えるのがポイントです。
 さっそく口の中へ放り込みます。

 予想以上のシュワシュワです。舌ざわりも、昔懐かしいものです。レモンの酸味もいい感じに唾液を促進させてくれますね。アレンジしてオレンジの絞り汁なども少し違った風味になると思います。

 これならきっとあの友人もよろんで食べてくれること間違いなし。いつもの行動食袋へ忍ばせておくことにします。

 本当に簡単に作れるのでお子様と一緒に今週末のお出かけの手作りおやつとして作ってみてはいかがでしょうか。
(文・写真=DILL山戸浩介)

 
 
ライター
DILL eat,life.山戸浩介・ユカ夫妻

八ヶ岳南麓の食堂『DILL eat,life.』のオーナーである山戸夫妻。アウトドアの輸入代理店のスタッフだった浩介さんと料理研究家のユカさんが、食を中心とした山での暮らしや遊びの提案を行なっている。http://dilleatlife.com

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