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いいやまの森のシンボル、森太郎(左)と森姫。森太郎はいまも健在ですが、森姫はその役割を終え、残念ながら2011年に枯死してしまいました

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こちらが鬼ぶな。森の木々に余計なインパクトを与えないためのトレイルづくりに、ボランティアで参加する。とても意義深い活動だと思います

 突然ですが、今週の金曜日、森のボランティアに出掛けませんか? 場所は、信越トレイルで名高い関田山脈の山の中。周辺一帯には、日本有数のブナの森が広がっています。

 そこで何をするのかと言えば、「鬼ぶな」とよばれる巨木周辺のトレイル整備をするのです。今回、ボランティアを募集しているのは、このエリアで活動を続けている「いいやまブナの森倶楽部」です。

 同倶楽部は、いいやまの森の巨木の保護を目的に2000年に活動を始めた組織で、鍋倉山周辺の森をベースに、森林生態調査やクリーンウォークを行なってきました。また、山麓にある里での遊休耕作地や空き寺の再生など、エリア全体を元気にするおもしろい活動を多岐に渡って続けています。

 この森には、いいやまブナの森倶楽部のシンボルとも言える「森太郎」「森姫」という巨木のブナがありました。森太郎はまだまだ元気なのですが、ただ、なんとも残念なことに森姫は数年前にその役目を終え、枯死してしまいました。環境教育の一環として地元の小学生をはじめ、多くの方々に愛されてきた森姫。その歴史を伝えていくことは、意義のあることだと思います。森のことを考えるきっかけとして、巨木ブナと語り合った経験は子どもたちにとって、もちろん大人たちにもとてつもなく大きな意味を持つものでしょう。

 そんな活動を続けるなかで新たに発見された巨木「鬼ぶな」は、森姫にも劣らず、多くのものを語りかけてくれる木です。100年先の森の姿を考えさせてくれるような、そんな巨木です。森姫なきいま、森太郎とともに、いいやまの森のシンボルとして注目されています。

 いいやまブナの森倶楽部では、さまざまな調査や検討を行なったうえで、今回、鬼ぶな周辺の森に新たなトレッキングルートを整備することを決定しています。本格的なルートのオープンは9月を予定していますが、その事前整備にあたって、ボランティアを募集しています。詳細は以下の通り。

 今週の金曜日となかなか時間はないところですが、思い立ったら森へ行こう! ということで、心地よい森のボランティア活動はいかがでしょうか?

                                                                          

■いいやまブナの森倶楽部
「鬼ぶな周辺歩道整備」ボランティア募集要項

日程:7月12日(金)
時間:8:00受付開始 8:30出発~16:00終了予定
内容:灌木の処理、下草刈り等、歩道造成のための最低限の整備を行います。
持ち物:作業のできる服装、弁当、水筒、レインウェア、軍手など
※ナタ・ノコなど使い慣れた物があればお持ちください。
集合場所:なべくら高原・森の家
参加料:無料
※申込みは前日までに、いいやまブナの森倶楽部事務局まで。

いいやまブナの森倶楽部事務局
なべくら高原・森の家内
TEL.0269-69-2888
担当:玉置、高野、木村


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ライター
tetsu

山岳•アウトドア関連の出版社勤務を経て、フリーランスの編集者に。著書に『テントで山に登ってみよう』『ヤマケイ入門&ガイド テント山行』(ともに山と溪谷社)がある。

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