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歩行時間を劇的に短縮! 渓流釣りの最終兵器

2014.09.10 Wed

藤原祥弘

藤原祥弘 アウトドアライター、編集者

 あそこに見える淵まで釣ったら、あともう1匹釣り上げたら・・・と、ついつい遡行距離が伸びてしまう渓流釣り。渓流釣りを楽しむ人なら、川から道へ上がって入渓点まで戻る際に、「自分はこんなにも川を遡っていたのか」と驚いたことがあるのではないでしょうか。

 魚を釣りながらでも、半日も川を上れば帰り道の歩行時間は1時間を超えることも。「帰りの歩行時間がなければ、もっと長く竿をだせるのになぁ」と考えたことがあるのは、私だけではないでしょう。

 そんなわけで、渓流釣りの歩行時間短縮のために、先人たちはさまざまな工夫をしてきました。自転車やバイクを使うのは一般的な手段。釣りの終点に車を置き、始点までは自転車(orバイク)で移動。釣り上がったら、車に乗って始点に置いた自転車まで戻って回収すれば、林道を歩く時間を節約することができます。

 しかしこれも、自転車やバイクが気軽に載せられる車をもっていた場合。愛車がコンパクトカーだったり、バイクだったりするとこの方法は使えません。

 バイク派の私は、林道の歩行に長く甘んじていたのですが、先日、川へ行こうとバイクにまたがると、隣に転がっていたあるものが目に飛び込んできました。

 それは息子の愛用するキックスクーター。古くはローラースルーゴーゴーの名で親しまれ、10年ほど前には若者の間で再ブレイク。現在は子供たちが近所の移動に使うあの玩具です。

 子供の玩具と侮っていましたが、先日乗ってみたところ整地での移動効率はなかなかのもの。しかもハンドルとデッキ部はワンタッチで畳める仕様。これならバイクにも簡単に括り付けられるし、緩やかな傾斜のある川沿いの林道なら、キックすることなく道を下れるはず。

 ということで、川へもって行って試したところ、これが抜群の効果を発揮! 釣りの終了点にバイクを置いたら、そのままキックスクーターで川を見ながら下り、入渓点の茂みにキックスクーターを残置。夕暮れまで釣りをしても、終了点からはバイクなので灯りは確保されるし、何より、歩行時間を大幅に短縮することができました。
 
 川と並走する道にアップダウンが無いこと、舗装路であることなど制限はありますが、条件が合う川なら使わない手はありません。渓流釣りに限らず、入山口と下山口が別になる登山などでも、2点間が緩やかな傾斜の道で結ばれていたら移動手段として活用できそうです。

 ただし、制動力は自転車やバイクには及びません。傾斜のきつい道、ブラインドカーブの連続する道での利用は不向きですのでご注意を!

(写真・文=藤原祥弘)

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