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カリマー クーガーグレイスを使ってみた。55Lが70Lに?変幻自在のバックパック、語源のCARRY MOREに偽りナシ。

(2017.05.02)

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 前々から気になっていたことがあった。カリマーの大型バックパックには容量表記が、●●L-●●Lと数字がふたつならんでいる。

「ん?バックパックが大きくなるってことなのか?」

大きくなるってどういうこと?と疑問符を浮かべながら、「クーガー グレイス 55-70」(女性モデル)を使ってみた。55リットルから70リットルとは、結構な振り幅だが、見た目スッキリ。とくに、これはなんだッ!?という驚きはない(悪い意味ではないですよ!)とてもベーシックな作りだ。10キロほどの重さで背負ってみる。

肩、腰、背中と分厚いパッドが入っていてかなりの安心感。MAXで70Lになることを考えると、それなりにパッドは欲しいところ。肩甲骨のあたりにもパッドが配されている。とくに細身の女性は、肩や腰などが干渉しやすいのでこの厚みは嬉しいだろう。

背面のショルダーハーネスに直結しているパーツは上下に動き、さらなるフィット感が得られる。調整も簡単だ。

肩、腰、背面に配された厚みのあるパッド。雨蓋部分はさらに伸び、頭部に干渉しないデザイン。

50リットル代サイズは、小屋泊からテント泊縦走などいちばん出番の多いサイズかもしれない。55リットルにプラスアルファ15リットルのヒミツは多彩なポケット。このクーガー グレイスは、フロント、側面、とにかくポケットが多い!ここもポケットだったのか、と思うこと多々あり。

どのポケットも大きめでマチ付き、荷物が入っていないときはかさばることなくたたまれている。雨蓋部分もとても長い生地が間に配されていて、どのパーツもアコーディオンのようだ。ビヨ〜ンと伸びて空間ができる。

フロントポケット部分。マチが大きくとられていて大容量だ。

山中ではすべての荷物をバックパックに収めて行動するが、平地ではなにかと手持ちしていることがある。登山口まで足元はサンダルで靴はトートバック等で手持ちしていたり、帰りがけにかったお土産をぶら下げていたり。そして、行きと帰りで同じ荷物量であるはずなのに、帰りはなぜだか収まりきらない…そんなことはよくある。

15リットルまで増量が可能なクーガー グレイス 55-70は、そうした「ちょっと荷物」が完全に収まるので頼もしい。

さらに、本格的な山岳縦走はもちろん、キャンプインのフェスシーンでもとても活躍しそうな気がする。最近はウィール付きのカーゴが荷運びの主流になってきているが、会場内の移動を考えると断然バックパックが機動性に長けている。坂道の多い会場ならばなおさらだ。

フロントポケットには1人用テントも収納可能。かさばるものでも十分に入る。

フェスラバーたちは山ヤほど軽量コンパクトアイテムに特化していないから、テントやシュラフ、マットが大きめで嵩張がちになる。1泊2日と短い日程でも50・60リットルくらいは必要になるだろう。そこでこの変幻自在のバックパックならば、帰りも荷物がスッキリと収まってくれるというわけだ。

見た目はシンプルながらも、じつにさまざまなシーンが想像できるクーガー グレイス 55-70。汎用性の高さは随一かもしれない。ブランド名のカリマーは、CARRY MORE(もっと運べる)が語源になっている。クーガー グレイスはまさにブランド名を具現化したようなバックパックなのだ。

cougar grace 55-70/カリマー
¥34,020(税込)

●カラー:Irish Green(緑)、Legion(青)、Molten(赤)の全3色
●サイズ:75x39x32cm
●容量:55-70L
●重さ:2,550g
●材質:KS-N600d Twisted/KS-N210d Nailhead

【ギアレビュー取材協力:カリマー】

 
 
ライター
Akimama編集部
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