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MSRの居住性抜群なテント「エリクサー」から、ソロテントが新登場! クライミングのベーステントにピッタリでした。

(2018.07.26)

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 重量や強度、使いやすさや価格のバランスが取れた入門者用3シーズンテントのエリクサー(ELIXIR)に、ついに1人用の「エリクサー1」が登場しました。

 今回はこのテントを使い倒してみようと、金峰山の麓、クライミングエリアで有名な廻り目平キャンプ場を利用し、1泊2日でクライミングへ。定番のハバNXや軽量なカーボンリフレックスなど、MSRには人気テントが多数ありますが、たくさんのギアを収納でき、かつ丈夫なエリクサーが今回は最適。車をすぐ近くに停められるキャンプ場では、多少重くても問題なしです。

今回紹介するMSRのエリクサー1。今まで2人用以上しかなかったのですが、2018年から1人用もラインナップ。

 エリクサーの特徴といえば、高い「居住性・耐久性・コストパフォーマンス」。入門者用として、キャンプや野外フェスに最適です。

袋に説明書きが(左)。テント設営に必要なものが、すべてひとつの袋に入ってます(右)。

 まずテント本体を袋から出そうとすると、いきなり設営の説明書きが現れます。おっ、親切! これで、初めてのテント設営時も安心です。

 では、さっそくテントを立ててみます。袋の中には、インナーテント、フライシート、フットプリント、ポール、ペグが入っています。ひとつの袋にポールやフットプリントまで収納しているのは、他では見かけない気がします。袋にすべて収納することによって、忘れ物がなくなりますね。とくにポールは、「ポール忘れた!」とか「途中でポール落とした!」という悲痛な叫びをよく聞きます。

テント本体にポールを通した状態(左上)。ポールに引っ掛けるフックにも色付けしてあります(右上)。テント四隅にも赤と灰色で色付け。テントの下から伸びているのはフットプリント(下段)。

 袋からインナーテントとポールを取り出すと、このポール、赤と灰色に色分けされ、2点に連結パーツが付いています。めずらしいポールだなぁ、と思いながらテントを見てみると、四隅のポールを通す部分と、ポールを引っ掛けるフックも同色で色分けされてるじゃないですか。これで、ポールを通す箇所をまちがえません。

 ちなみに、付属のフットプリントですが、ポールを通すとき、本体のグロメットの内側にしておくのがポイント。これだけではずれなくなり、ちょっとテントをずらしたいときでも、いっしょについてきてくれるので便利です。

フックをすべて引っ掛けテントを立ち上がらせる。まだハリがない(上段)。天井部に短いポールを通すとハリが!(左下)中から見上げると広い空間が広がります(右下)。

 ということで、同じ色でそろうようポールを通し、フックを引っ掛けていきます。すると、1本余った短いポール。このポールが「高い居住性」をつくり出すんです。天井部に通すと、テントが箱型に近くなり、広い内部空間だけではなく、広い前室をもつくり出します。

エリクサー1の完成!

 最後にフライシートをかぶせ、テント四隅・前室・ガイコードをペグダウンすればテント設営完了です。

 どうです? かっこいいでしょう。赤と灰色のカラーリング、MSRのロゴがキャンプ場に映えます。

 そして、見てください! この前室の広さ。

広い前室(上段)。室内も広いんです。長辺が2.18mと長いので、マットを敷いてもこんなに隙間が(下段)。

 奥行きは0.76m、さらに2点ペグダウンすることにより、台形のとても広いスペースをつくり出しています。クライミングで使用するギア類や就寝具、お酒やお菓子などを詰めに詰めた90ℓのバックに、ロープや靴を2足置いても、狭くて出れないなんてことはありません。

フライシートのベンチレーションは、つっかえ棒をして開放できます(左上)。ペグも自在もMSRの赤でオシャレ(右上)。前室は、ペグを1本にすると、入口を広げられる(左下)。ジッパーの室内側には、蓄光素材を使用。深夜にテントを出るときでも、光ってジッパーを探す手間がなくなります(右下)。

 気になる価格はフットプリント付きで、なんと28,000円+税! この価格で買える本格的なテントは数少ないのではないでしょうか? エリクサーは4人用まで展開しています。なんのキャンプ用テントを買おうかと悩んでいる人、ぜひいかがでしょうか。インナーテントを使わずに、フットプリントとポールのみでサンシェードのように使用することもできますよ。

廻り目平キャンプ場の周りにはクライミングエリアがたくさん。直火オッケーなので、夜は焚き火が楽しめます。


■MSR エリクサー1
定員   :1名
最小重量 :1780g(フライ/本体/ポール)
総重量  :2160g
フロア面積:1.86m²(2.18×0.84m)
前室面積 :1.11m²
室内最大高:100cm
収納サイズ:48×15cm
価格   :28,000円+税(フットプリント付)

 
 


 
 
ライター
河津 慶祐

高山縦走からクライミング・沢登り・トレラン・バックカントリーと一年中オールラウンドに山を楽しむ。山道具好きが高じてライター・編集者に。典型的な器用貧乏で、やりたい事が多過ぎ、広く浅くになってしまっているのが悩み……。ブログは「Mountain Gear Laboratory

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