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ノーベル物理化学賞を受賞したある物質を採用したインサレーションウェアが、ホグロフスから新登場
2020.10.19 Mon
スウェーデンの厳しい環境から身を守るウェアや道具をつくるブランドとして、100年以上の歴史を誇り、高い信頼を得ている「ホグロフス(Haglöfs)」。そんなホグロフスの2020年秋冬モデルには、2010年のノーベル物理化学賞に輝いたある物質を使ったインサレーションウェアが登場する。
ホグロフスのインサレーション素材として好評を呼んでいるのが、同社オリジナル素材の「QuadFusion Mimic」。この素材は、螺旋状の中空繊維を球体状に構成することで、へたりにくく、繊維間だけでなく、球体状となった化繊綿同士の間にも空気を保持することで高い保温性を発揮する。その一方で、化繊のため水分を吸収しにくいので濡れてもロフトが潰れないなど、天然素材であるダウンと化繊の両方の長所を併せもつことで知られている。濡れてもあたたかさを保ち、お手入れも簡単——そんなMimicシリーズに新たに加わったのが「Mimic Platinum」だ。
この「Mimic Platinum」に採用されるのが、ノーベル賞を受賞した超伝導素材のグラフェン。グラフェンとは、上記の通り2010年に発見された超伝導炭素化合物。現在では、電池やタッチフィルターなどさまざまな分野で活用されるこのグラフェンを、ホグロフスは世界で初めてインサレーションウェアに採用。その熱伝導のよさからすばやく体をあたため、さらに従来のMimicに比べて保温性が35%上昇させている。
そんな「Mimic Platinum」を採用したニューモデルが、「V series Mimic Hood」と「Nordic Mimic Hood」。「V series Mimic Hood」は裏地に「GORE-TEX INFINIUMTM」を使うことで、保温性を高めながらウェア内の湿度を逃がすことに成功。保温性と軽さのバランスに優れている。「Nordic Mimic Hood」はアウターとしてだけでなく、ミッドレイヤーとしても活躍する多目的な一着。サイドパネルに伸縮性の高い素材を使っており、フィット感は抜群。カットフードにはプリマロフト社のシート状化繊、さらにオリジナルの防水素材「プルーフ」を採用し、急激な環境変化から身を守ってくれる。
■V series Mimic Hood
54,450円(税込)
size:S~L
weight:410g(L)
Nordic Mimic Hood
¥42,350
size:S~L
weight:438g(L)