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【ミト (clammbon)インタビュー】フェスでキャンプすることで見えてくる風景。

(2019.07.19)

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山梨県の小淵沢にスタジオを構えるなど、都市で生活しながらも自然に近い場所で制作をすることが多かったclammbon。ミトさん自身にとっては、1回目の朝霧JAMが自分でテントを張ったキャンプは初めてだったという。

–––– フジロックの思い出をお聞きしたいと思います。最初にフジロックに行ったのは?

 富士山で開催された97年の雨だくのときですよ。当時、フェスって今ほどカジュアルなものじゃなかったんですよね。その前年には富士山の裾野で開催されたRAINBOW2000にも参加していたんですけど、近辺にキャンプしている人もいたけれど会場が遊園地でしたから。いわゆる普通にキャンプするような場所、野ざらしのところでイベントをやるっていうことは、ほとんどなかったんじゃないですかね。ここまで過酷なのかって思いましたよ。本当に地獄絵図みたいになっていましたから(笑)。

–––– 前年にRAINBOW2000に参加しているのなら、寒さ対策とかある程度、野外で楽しむための認識はあったのですか。

 RAINBOWはオールナイトイベントでしたから、そこそこ冷えるだろうなって思っていたのである程度の準備はして向かったんですけどね。フジロックは昼間がメインだと勝手に考えてしまって、どうにかなるだろうっていう軽い気持ちでした。ぶっちゃけTシャツと短パンでしたよ。ほぼほぼ車のなかで遠くの出音を聞いていたんですけど、レンタカーは清掃して戻さないと追加料金を取られるんじゃないかってレベルの泥だらけで。今でこそ野外フェスに行くってなったら、釣りに行くくらいのそこそこの重装備で行くじゃないですか。

–––– 昨年の朝霧JAMでもふもとっぱらでキャンプしていました。フェスでキャンプをするようになったのは?

 それこそ朝霧JAMの初回にキャンプをしたんですよ。釣りが好きなので、キャンプをしている会場のところに行ったりはしていましたけど、フェスに限らず自分でテントを張ってキャンプをしたのは、たぶん朝霧JAMが初ですね。

–––– 朝霧JAMは来年で20回目を数えます。

朝起きて、テントから出てきて、朝一番でGOCOOがまさに 「朝霧の中」 ライブしている光景って不思議だったなあ。お客さんも少なかったですしね。

–––– 野外フェスでは、キャンプするかどうかで楽しみ方がずいぶん変わってきますから。

 本当に変わりますよ。今でこそソロキャンプのギアはものすごく軽くなったし。野外フェスを楽しむための選択肢のひとつとしてキャンプがあるし、キャンプしようって身構えて参加する感じではなくなってきていると思います。

–––– 終演後に移動することを考えたら、そのままキャンプしたほうが存分にフェスを楽しめる。キャンプした人だけが参加できるコンテンツを用意しているフェスも多くなってきています。

 テントを張るのも撤収するのも簡単になっているし。タレントさんなんかでも、お忍びでキャンプしていますよね。「キャンプサイトにいるから一緒に飲みましょう」なんて普通に誘われますよ。

–––– キャンプをすると自分たちのテリトリーを作れるというメリットもありますし。

 一緒に行く仲間が増えると、持っていくものもより軽装になりますしね。

–––– フジロックでテントで参加したことはあるのですか。

 1回だけあるかな。4〜5人でキャンプしようってなって、バーベキューセットを持って行った記憶があるから。

–––– 最後に今年のフジロックはどんなステージにしたいと思っていますか。

 今年は私たちとしてはぴったりの時間でライブができるんですよ。それに見合ったプログラムにしたいですね。フジロックはちょっとしたスペシャルだから、こっち側もスペシャルを用意したいなと思ったりはします。

写真 = 横山マサト

clammbon
同じ学校に通っていた原田郁子、伊藤大助、ミトの 3人によって1995年に結成されたclammbon。99年にシングル「はなれ ばなれ」メジャーデビュー。clammbonとしてフジロックに初登場したのは2003年。以降、フジロックは今年で7回を数え、朝霧JAMには3回出演を果たしている。2015年にメジャーレーベルを離れ、自身のレーベルからライブ会場限定発売作品をリリースするなどインディペンディントな活動を続けている。ソロとしては2011年に初のmito名義となるソロアルバム『DAWNS』を発売。楽曲提供、プロデューサー、ミックスエンジニアとしても活動している。

富士祭電子瓦版にインタビュー全文掲載しています。

こどもフジロックにもミトさんのインタビューを掲載しています。


Akimama×Fesechoフジロック2019まとめはコチラ!

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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