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【旅ネタ】広島県には「うどんだし」の自販機が存在する。しかも美味い!!

(2016.08.13)

ごはんのTOP

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 旅とアウトドアが大好きなAkimama読者にお贈りするのは、広島のストリートで遭遇したマシン。

 カープの好調さに気をよくして彼の地を訪ねましたところ、広島県呉(くれ)市の呉駅前で、視界の隅に何とも言えない引っかかりを感じました。よくよく二度見してみれば、清涼飲料水の自販機と並んでいるのは調味料の自動販売機!


この並びですからね。さらっと通り過ぎて、二度見して、ちょっと考えて、カメラを出すという流れには逆らえません。最初は「だし道楽」っていうお茶なのかと思いました

 確かに500mlのペットボトルに入れて冷やして売る、ってことを考えると自販機は最適なマシンです。が、この風景に弱冠の違和感を感じてしまうのも否めません。しかし、眺めている端から買い求める人が。お金を入れてガコンと商品を取り出し、自販機にかけてある袋に入れて帰るという動きには、何のよどみも迷いもありません。その姿からも、この自販機が生活に根付いていることを感じさせます。

 売られているのは二反田醤油(にたんだしょうゆ)の「だし道楽」。自販機に書かれている絵から、どうやら「あご」というのはトビウオらしいことがうかがえます。確かに九州など西日本エリアでは、昔からトビウオを「あご」と呼んでだしの原料にしてきました。で、試しに買ってみた「だし道楽」焼きあご入り650円を見て大爆笑! あごの旨味がとか、あごのエッセンスが、とかじゃありませんでした。なんと、炭火焼きにしたであろうあごが一匹丸ごと、昆布とともにボトルインしてるじゃないですか!


自販機にはこんな説明が。うどん、なるほど。鍋物、煮物は分かる。おでん? まぁ関西風ならそれもあるね。で、玉子かけご飯!??? で疑問符が浮かびまくり、これは味わってみなければ!というわけで購入となりました


  • うっかりするとお茶と間違えそうなルックスですが、調味料です。写真ではわかりにくいですが、手に取った瞬間「何か入ってる!」ってテンション上がります。ちょ〜楽しい!

  • 裏から見たら完全に魚が入ってることが分かります。説明によると「長崎県近海で漁獲される『とびうお』のことをこの地方では、『あご』と呼び、炭火で焼いたものを最高級のだしとして珍重してきました。その最高級『焼きあご』のだしが手軽に取れる「簡単・便利」な万能調味料です」とのこと。まさに!

 で、関西で麺と言えばそばではなくうどんですからね。さっそく細めのやつでいただいてみました。そしたらこれがまた、さっぱりとしながらも旨味濃厚。そして甘みのある深い味わい。醤油の味が前に出るようなめんつゆではなく、口にいれると幸福感がどんどんわき上がってくる、まさに「だし」です。自販機には「うどん、鍋物、煮物、おでん、玉子かけご飯」にと書いてありましたが、なるほどこれなら玉子かけご飯にもビッタビタだわ!とひざを打つ美味さ。完全にまとめ買い&ヘビーローテーション決定です。

中に入ってた昆布と焼きあごです。いや〜、がっちり入ってたわ〜〜、ってところでしょうか。この昆布とあごもなかなかのお味でしたよ

 実はこの二反田醤油は、だしが自慢のうどん屋さん。そのお味があまりに人気とあって、こうして単体で売り出したというわけです。しかも!この「だし道楽」の自販機は現在、関西エリアを中心に着々とその設置数を増やしている様子。二反田醤油のウェブサイトを見てみると「だしの自販機設置場所」というページがあるほどですから、すでに生活に溶け込んでいたとしても何ら不思議はありません。というわけで、全国的に見れば驚きのだしの自販機も、広島を中心とした西日本エリアでは、すでに珍しさのフェーズは脱しているというわけです。

 正直に言って、この美味さは別格です。今まで味わったうどんだしの中でもベストオブベスト。関西風味のちょっと甘めのうどんつゆが好き、という人なら絶対に体験すべきです。送料がちょっとかかりますから、瀬戸内シーカヤックの旅のついでに、瀬戸内海島巡りサイクリングの折に、あるいは西日本バイクツーリングの際に、650円握って自販機を目指すのが吉。でなければ本拠地たる呉市の「うどん屋 だし道楽」に直接お運びになることを進言いたしますよ。

■二反田醤油
http://dashidouraku.com

 
 
ライター
Akimama編集部
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