- 山と雪
【読者プレゼント】半袖のウインドシェル「パーテックス ウィンド Tシャツ」を山梨百名山の蛾ヶ岳でテスト! これからの季節に最適な一枚
2021.06.08 Tue
河津慶祐 アウトドアライター、編集者
200年以上の歴史を持つドイツのアウトドアブランド「ショッフェル(Schõffel)」。ブランドメッセージ「Ich bin raus.(イッヒビンラウス)── 外へ出よう、自然のなかへ」をポリシーに、街とアウトドアをシームレスにつなげるアイテムをリリースしています。
そんなショッフェルがこの夏にオススメするアイテムを、今回から4週にわたってギアレビューしていきます。まず第1回目にお届けするのは、ウインドシェルの「パーテックス ウィンド Tシャツ」。記事の最後には読者プレゼントもあるので、ぜひご一読を!
春の陽気で気温が高くなってくると「半袖で登山」なんてことが増えてくる。Tシャツ一枚で歩いていると、太陽のあたたかさ、そよ風の心地よさを感じられ、たまらない。
しかし、歩いているときは心地よくとも、立ち止まり、風に吹かれると肌寒くなることが多い。とくに汗をたくさんかいてしまっているとなおさらだろう。たとえ速乾性の化繊素材だとしても、そうかんたんには乾かない。
汗で濡れているTシャツの上から長袖のフリースやシャツを着たとしても、風が通って汗冷えしてしまう。長袖のウインドシェルやレインウェアを羽織ったとしても、結局、熱がこもり過ぎてしまい、袖をまくって半袖にしたりする。
そのようなシチュエーションを体験したことがある人は少なくないのではないだろうか。
そんなときにオススメしたいのが「半袖タイプのウインドシェル」である! あまり一般的ではないので、持っている人はあまりいないかと思う。でもこれ、すごくいい!!
薄着になってくるほど活躍する機会の増えるウインドシェル。
ということで、今回テストしたのはショッフェルの「パーテックス ウィンド Tシャツ」。通気性にすぐれた軽量素材の「Pertex® Quantum(パーテックス クァンタム)」を使用した、半袖タイプのウインドシェルだ。
5月のある日、山梨県市川三郷町に位置する四尾連湖(しびれこ)へ向かった。湖畔から2時間ほどの蛾ヶ岳(ひるがたけ)へ登るためだ。天気は晴れ。気温は23度ほどで、半袖で登るにはちょうどいい。
四尾連湖の水明荘にある第2駐車場へ車を置き、登山口より蛾ヶ岳をめざす。
登山口から半袖一枚で登っていく。急登箇所は少なく、木漏れ日が気持ちがいい。しかし2時間も歩いていると体は熱を帯びてきて、山頂についたころにはTシャツ全体的にしっとりと汗ばんでいた。
ここで着用したのが「パーテックス ウィンド Tシャツ」だ。バックパック(ザック)からサッと取り出し頭からかぶっていく。プルオーバータイプではあるが、ジップがついているので脱ぎ着がしやすい。
首元は襟のない、シンプルなクルーネック(丸首)タイプ。アウターとしてだけでなく、インナーとしても合わせやすい。
着てみてまずわかるのは、その軽さとしなやかさ。極細糸を高密度に織り上げた「Pertex® Quantum」を使用しているためだろう。この素材特有の軽さとしなやかさ、そして速乾性や丈夫さによって着心地がよく、Tシャツの上に羽織って素肌に触れてもイヤな感じがまったくないのが、「パーテックス ウィンド Tシャツ」のいちばんの特徴ではないだろうか。
軽いとはいっても重量は約180gで、ウインドシェルとしては軽量な部類ではない。だがここに、街とアウトドアをシームレスにつなぎたいという、ショッフェルらしさが感じられる。軽くするだけなら、素材を薄くし、余分なものを省けばいい。しかし登山だけではなく、街着やキャンプなどでも着ることを考えると、着心地の良さや丈夫さを兼ね備えつつこの重量というのは、かなり納得のいく数値である。
山頂の眺望は開けていて絶景が広がる。山梨百名山に選出されているのもうなずける。
山頂から望む富士山。南アルプス、甲府市街に八ヶ岳、奥秩父も望むことができる。
低山の山頂で樹木があるといっても風は通る。汗ばんだTシャツのままだと肌寒い思いをしていたのは明白だろう。「パーテックス ウィンド Tシャツ」を着ていると、汗で濡れてしまった部分をしっかりと防風しつつ、ムダな熱は袖口から放出してくれる。
下山では、着用したまま行動するとどうなるか、を確認するために着たまま歩くことにした。ウェアの肩部分はバックパックを背負うことを想定し、生地を二重にし補強しているので、擦れによるダメージの心配はいらなそうだ。
左右についているポケットは大きく、中でつながっている。休憩中、ちょっと腕が寒いな、なんてときには大部分を入れ込んで、体温であたためることもできる。
下りということもあるので、上りほどの汗はかきはしないが、しっとりと汗ばんでくる。その汗を「パーテックス ウィンド Tシャツ」が吸い上げ、速乾していってくれるからか、イヤなベタつきは感じられない。大汗をかくようなシチュエーションでは、当然、脱いだほうがいいのだろうが、風が通りほのかに汗をかくようなときには、着たまま歩くほうが心地いいかもしれない。
裾にはドローコードがついている。ウェア内の熱を逃したくないときは、これを引っ張り、裾を絞っておこう。
今回は登山でテストしたのだが、この「パーテックス ウィンド Tシャツ」はランニングやトレラン(トレイルランニング)とも相性がいい。
明け方のまだ肌寒い時間帯から走りはじめようとすると、体は冷えているし、走っても熱は放出するいっぽうで、なかなか体があたたまらない。そんなときにこれを着ていれば、体の中心の温度をしっかりと上げていくことができる。
長袖とくらべて、腕や袖口からの放熱することができるので、着用しながら、ある程度の距離を走れることも利点だろう。
ショッフェル/パーテックス ウィンド Tシャツ(PTX/Q WIND T-SHIRTS)
重 量:約180g
カラー:NAVY、LIME
サイズ:M、L
素 材:ナイロン84%、ポリウレタン16%
価 格:13,200円(税込)
(写真=小林昂祐 文・モデル・編集=河津慶祐)
※新型コロナウイルス感染防止対策に細心の注意を払い撮影をいたしました。
さてショッフェル「パーテックス ウィンド Tシャツ」の応募方法ですが、ショッフェルとAkimamaのインスタグラムをフォローした状態で下記の必要事項を入力して送信するだけ。当選者は1名さま。応募期限は7月6日(火)まで。どしどしご応募お待ちしております。
※カラーはNAVYとなります。サイズはお選びいただけます。
ショッフェル Instagram:@schoffel_japan
Akimama Instagram:@akimama_outdoor
第2弾「ウィンドシェル ハーフアノラック」のプレゼント記事はこちら⇒
第3弾「バックパック25」のプレゼント記事はこちら⇒
第4弾「イージーパンツ」のプレゼント記事はこちら⇒(〜7月27日(火)まで)
ほかのプレゼント記事もチェック!⇒
終了いたしました。