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フジロック登場の話題のアーティストが屋久島と神秘的なコラボ

(2016.04.19)

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 北欧・アイスランドの風景を連想させるような、どこか荒涼とした音響世界を生み出すポストロックバンド「Sigur Ros(シガー・ロス)」が、今年20周年を迎えるフジロックフェスティバルに参戦が決まったのはご存知の通り! 

 そんなシガー・ロスが、しびれるほど美しい“世にも奇妙な映像実験”を発動していたのはご存知でしょうか?

 シガー・ロスの世界に触発された映画監督や映像ディレクターなどの映像作家に、バンドが一定の予算を提供。アルバム『ヴァルタリ~遠い鼓動』を聴き、それぞれが感じたままを自由に映像化するという実験的なプロジェクトのことです。

 完成した作品はバンドの公式サイトで公開され、一般のファンに向けてもコンペティションを実施。応募総数800を超える作品から厳選された16作品がDVDとして発売されました。
映像『ドイザログン』より

 さて、私が注目するのは8番目に収録された楽曲『ドイザログン』の映像。

 全16作品には、自然をモチーフにした映像もいくつかありますが、『ドイザログン』を手がけたヘンリー・ジュン・ワー・リー監督は、『自然とともにあるスピリチュアルで瞑想的な旅路』を作品テーマに、なんと日本の屋久島をロケ地に選んだのです。

オープニングは島の核心部、宮乃浦岳や永田岳周辺だろう。朝日が一帯を包み込んで幻想的な映像が続き、次第と深い森の風景へと移ってゆく

 「屋久島を舞台に選んだ理由は、ほかに類を見ないほどの美しさにあふれていると同時に、人間と自然との時にあやうくなる関係を代表していたからです。

 島から聖なる存在として崇められた屋久島の巨木は、この五百年ほどは絶滅を危惧されるまで伐採されてしまいました。この森が復活した道のりや神聖な景観は本当にすばらしく、まるで魔法のように魅惑的な雰囲気を生み出しています」と、監督は語ります。

 私たち人間に与えられた特権、音楽を楽しむということ。

 シガー・ロスが生み出す神秘的な音と呼応するように、映像となった屋久島は神々しいほど。フジロックが開催される苗場の自然のなかで、彼らの音楽を聴くのがとても楽しみであるとともに、屋久島をまた訪れたくなったのは言うまでもありません。

 シガー・ロスは7月22日(金) メインステージ「GRREN STAGE」のヘッドライナーです!

 
 
ライター
ふくたきともこ

フリーランスの編集者/ライター。アウトドアやスノーボード関連の専門誌で活動する傍ら、フジロックや朝霧ジャムなど国内の野外フェスの制作にも携わる。最近の個人的ブームは飯豊連峰と伯耆大山、ブリの薫製、Nick Fransic。京都出身。twitter「@happy_falls

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