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旅心をくすぐってくれる「しまとく通貨」って、なんだ?

(2015.02.24)

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夕日に輝くフェリーのシルエット。旅情を掻き立てる組み合わせですよね。あ〜、旅に出たい!! と、思い立ったら、長崎の離島へ行きましょう! Akimamaチームが行ってきたのは、壱岐島。写真は壱岐の名勝・鬼の足跡から撮影しました。対馬から壱岐へと向かうフェリーです

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こちらが「ながさき しまとく通貨」です。正直、とっても便利なアイテムですので、長崎の離島で遊ぶ際には、利用をつよ〜くオススメしたい! です。1セット、5,000円で実質6,000円分のお得がついてきます。20%のプレミアムは魅力的!!

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いやぁ、壱岐に行ったんですけどね。この季節は寒ブリでしょ。そして、壱岐牛。もう、トロトロです♡ いやぁ、スミマセン! これ、もちろんしまとく通貨でいただいたシアワセです。そして、おみやげはむぎ焼酎の「壱岐の島」。だって、壱岐はむぎ焼酎発祥の地ですから

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壱岐の海は、真冬のいまだってこの魅力。写真は島の南東にある大浜の海岸です。地元の人によれば、この浜の白さとうつくしさは島内で随一だとか。遠くに九州の島影も見えています。のどかで、本当に気持ちのいい場所ですよ。夏にも行きたい!!

 島旅派の旅人にとっては、もはや常識ともいえる「しまとく通貨」ですが、じつのところ、一般的にはあまり知られていないのかな……と思います。ので、ちょこっとご紹介を。

 そもそも、この「しまとく」という言葉の響き、とっても旅情をそそそりませんか? 長崎県内の島で流通している通貨、というかクーポン券なのですが、なかなか実力があるんですよね。どんなクーポン券なのかといえば、ズバリ、五千円札一枚で6,000円分の島遊びができる!! 「プレミアム付き商品券」です。なんだ、そんなものか……とは、思うなかれ。

 5,000円を出せば、実質6,000円分の価値がある。ということは、そのプレミアム度は20%もアップするのです。銀行の金利が0.○%なんてことを考えると、イマドキ、いよっ太っ腹!! ってなものですよね。「しまとく通貨」というだけに、島でしか使えないモノなのですが、一度使ってみると、そのお得の実感度が高いのなんの。

 1,000円のアドバンテージがあると、ちょっとしたときに心の余裕が生まれるんですよね。たとえば、この鮨セットが食べたい! と、思っていても、いつもは手が出ない1,800円のネタにも手が出せちゃうんです。もしくは、普段お世話になっているあの人へのおみやげも奮発できちゃいますし……。些細な金額ですが、これぐらいのシアワセというのも貴重なモノです。

 前置きが長くなりましたが、この辺で「しまとく通貨」の使い方講座です。

・しまとく通貨のお得度合いが実感できる島は……対馬(対馬市)、壱岐(壱岐市)、五島列島(五島市、新上五島町)、小値賀島(小値賀町)、宇久島(佐世保市宇久町)、高島(長崎市高島町)の、7つの市と町がこのプロジェクトの対象地となっています。

・しまとく通貨のルール……この通貨が使えるのは、島外からの観光客と旅行者などに限られています。そして、購入できるのは1回の渡航につき、ひとり6セット(1セットは1,000円券6枚セットを現金5,000円で購入可)まで。有効期限は購入日から6ヶ月以内となっています。また、切り離しは無効で、使う際には表紙付きでお店のひとにペリッと一枚を切り取ってもらうようにします。これは、日付の入ったハンコが表紙に捺されているからなんですね。

・しまとく通貨が購入できる場所は……博多港、福岡空港、長崎空港ほか、各島の港湾ターミナル、旅行代理店などで手に入れられます。

・島のどこで使えるのかといえば……全島併せて約1,000店舗の「しま加盟店」で利用が可能です。加盟店には宿泊施設、飲食店、みやげもの屋などが多いです。

 と、具体的にはこんな具合です。

 ところで、このしまとく通貨が生まれた背景には、当然ながら、地域おこし的な意味合いがあります。始まったのは、平成25年4月1日のこと。通貨を発行しているのは、しま共通地域通貨発行委員会という団体で、長崎県内の離島振興を担当しているチームです。

 ここにしっかりと予算を付けて、3ヶ年計画で実施しています。「しまの地域経済を活性化するとともに交流人口の増加を通じ、しまの人口減少にも歯止めを掛ける」ことがその目的。

 使う側としては、心して20%のプレミアムを享受すべきかと思います。

 ちなみに、しまとく通貨が発行されるのは平成27年度一杯なので、平成28年の3月31日まで。残りはジャスト一年ですね。最終日に購入した場合は、同年の9月30日まで使うことができますよ。

 でも、予算が満了となった時点でこのプロジェクトも終了となるので、要注意です。早く行かないと、些細なシアワセ体験ができなくなりますよ〜。というよりも、いまの時期の島旅もいいものですよ。
                

■しまとく通貨の詳細は、以下。
http://www.shimatoku.com

 
 
ライター
tetsu

山岳•アウトドア関連の出版社勤務を経て、フリーランスの編集者に。著書に『テントで山に登ってみよう』『ヤマケイ入門&ガイド テント山行』(ともに山と溪谷社)がある。

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