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そんなことより、マンモスとろうぜ!

(2013.03.06)

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ギャートルズの「あの肉」をわが手に!

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左上:本体の素材一式。φ30㎜、長さ1mくらいの棒とかまぼこ板、φ8㎜、長さ3㎝くらいの棒 右上:φ30㎜の木の棒の後端に、ドリルで径8㎜の穴を斜めに開ける 左下:その穴に先端を尖らせたφ8㎜の棒を挿入しボンドで固定。右下:かまぼこ板の端にV字の切込みを入れ、反対側の端に径30㎜の穴を斜めに開けて棒を挿入。ボンドと糸で固定する

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今度は槍を作成。槍本体はφ10㎜、長さ1.5~1.8mほどの真っ直ぐな棒ならなんでもOK。左上:鳥の羽根を軸を残して写真のようにカット右上:羽軸の両端を糸で縛り、瞬間接着剤で羽軸を槍に貼り付ける 左下:マンモス狩りの本番までは、危ないので先端を布などで覆う 右下:槍の後端は投槍器の後端のトンガリがはまるよう、凹状に整形

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これで本体と槍が完成。マンモスハッピー!

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左上:セット状態。投槍器のトンガリに槍の後端をはめ、槍のシャフトをかまぼこ板の V字に置く右上:投擲開始! 左下:投擲中! 右下:ドッピューン! 100mくらい飛ぶこともあるので、練習は人のいない広場で行ないましょう。

 先日、ロシアのサハ共和国で発見され、話題になったのが保存状態のよいマンモス。マンモスというと「太古の生物」といったイメージが強いですが、最後の個体群が絶滅したのはつい4000年前ほどのこと。じつはそんなに昔のことではないんです。信憑性に疑問が呈されてはいるものの、19世紀や20世紀になってからも、マンモスと思われる生物が目撃されたことがあるのだとか。

 絶滅が比較的最近の出来事であること、生息地が寒冷地帯であることなどから、今回のニュースのように脳がきれいな状態で残っていたり、食べられそうなほど新鮮な状態で肉が残っていることはそんなに珍しいことではありません。しかも、クローン技術を使って現代にマンモスを甦らせる研究も進められているそうです。

 というわけで、いつかマンモスが復活して、管理釣り場ならぬ「管理マンモス狩り場」ができた時のために今から練習をしておきましょう。

 学ぶべき技術は投槍器。私たちの祖先はマンモスやそれに類するナウマンゾウなどを組織的に狩っていたそうですが、それに使われたと考えられているのがこの道具です。英語圏ではアトラトル(atlatl)、オーストラリアのアボリジニは同様のものをウーメラと呼んでいます。

 世界各地で使われていることからもわかるとおり、簡単な道具の割にその効果は抜群。腕だけで投げるよりも、飛距離を数倍に伸ばすことができます。

 原理は単純。手に持った棒を介して槍を投げると、リーチが伸びる分だけ射出時の速度が増し、より遠くに槍を飛ばすことができます。

 必要な素材は、本体にするための木の棒と、槍に使う真っ直ぐな棒、槍を安定させる鳥の羽根の3つ。すべてそろえても、ホームセンターで1000円程度で購入可能です。

海外では競技会もあるほど愛好されている投槍器ですが、日本国内での競技人口、もとい投げられる人の数は恐らく数十人。いまマスターしておけば、国内でのマンモスハンティングの第一人者になれますよ!

※作ればわかる、驚きの飛距離。くれぐれも練習は人のいない場所で!

 
 
ライター
藤原祥弘

野生食材の採集と活用、生活技術につながる野外活動などを中心に執筆とワークショップを展開。twitterアカウントは@_fomalhaut

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