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災害、キャンプで大活躍! ぶっとび火力の「ロケットストーブ」を作ろう

(2013.03.15)

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rocketstove,ロケットストーブ

写真では見えないIが、焚き口ではがんがん燃焼中。しかし、あまりの効率のよさに排気口からは炎が出ない。

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素材一式。廃ペール缶2個、ふたつきペール缶1個、直径100㎜のステンレス煙突ストレート1mとT型のソケット、えび曲げ管。ホースバンド、耐熱パテ、ビス

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左上:廃ペール缶2個を開口部からふたつめの突起の下でグラインダーと金切ばさみでカット 右上:ふたつきペール缶の側面にT型の径をマジックで写しとる 左下:金切ばさみで花形に切り開き、内側に曲げる 右下:T型を外から、えび曲げを内側から挿入、ホースバンドで開いたギザギザごと結束

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仮組。ふたつき缶の本体に、最初に切り開いた缶の上部2個をのせ、えび曲げに煙突のストレート筒を挿入。ペール缶のふたのど真ん中に煙突の径を写しとり、花型に開き、これも挿入

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左上:ふたと煙突の縁をマジックでマーキング 右上:ふたと煙突を一度取り外し、マーキングから1㎝程度上で切断。突出部を細かく切り折り曲げる。ふたの下側はホースバンドで結束。その後、耐熱パテでシーリング。左下:缶どうしの重なっている部分にドリルなどで穴を開けビスでとめる 右下:断熱材として園芸用のパーライト(高温で焼成した細かい軽石)を入れてふたをしめて完成

 2年前の春、東北の物流をストップさせた3.11の震災。被災地では食料はもちろん、煮炊きをするための燃料も枯渇した。そんな被災地の炊きだしで活躍したのが、超アナログ燃料である廃材だった。

 3.11の影響を受け、一躍脚光を浴びたのが、廃材を燃料にするロケットストーブ。燃焼する炉を厚い断熱材で覆うロケットストーブは、熱のロスが少なく、木材に含まれる可燃性のガスを効率よく燃やすことができる。つまり、少ない薪から大きな熱を取り出すことができる。おまけに完全燃焼するので煙もほとんどでない。

 このロケットストーブ、震災時の備えとしてはもちろん、野外料理の熱源としてもかなり優秀。高火力が必要な料理から長い時間煮こむ料理まで、薪の量で調節できる。ふだんから外遊びに取り入れて、いざというときに備えたい。

 構造は簡単。炊き口兼煙突になるL字型のパイプを、不燃性の断熱材で覆うだけ。この条件を満たせば、用いる素材はなんでもOK。一般に手に入りやすく、作ったあとに長く使える素材としては、エンジンオイルなどを入れるペール缶(ガソリンスタンドでもらえる)と薪ストーブの排煙用の煙突(ホームセンターで購入可能)がオススメだ。

 材料と工具さえあれば、製作に要する時間は3時間ほど。そろそろホームセンターから薪ストーブの部材が姿を消し始めるころ。次の日曜大工のテーマはこれしかないでしょう!

 
 
ライター
藤原祥弘

野生食材の採集と活用、生活技術につながる野外活動などを中心に執筆とワークショップを展開。twitterアカウントは@_fomalhaut

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