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現在限定発売中! SOTO「レギュレーターストーブ専用 溶岩石プレート」について中の人に聞いちゃいました

2013.11.02 Sat

林 拓郎 アウトドアライター、フォトグラファー、編集者

 アウトドア好きにはおなじみのバーナーブランド「SOTO」から、2014年春の新製品が発表されました! なんとアウトドア業界初? レギュレーターストーブ ST-310専用の「溶岩石プレート」がリリースされます。

 遠赤外線効果で食材の旨味を引き出しながら、おいしくふっくらジューシーに焼き上がる溶岩石プレート。余分な油も吸収してくれますからヘルシー。これならバーベキューもグッと楽しくなるね!! って食いしん坊には万歳な製品だけど、その重量なんと約1kg! ST-310は気軽にハイキングにも持って行けるアウトドア仕様なのに、なぜ1kgもある溶岩石プレートを発売? そこまで溶岩石にこだわる理由って何? というわけで、疑問に思ったら即取材。この豪快にして存在感たっぷりな溶岩石プレートを担当された、新富士バーナー開発部の大場さんにお話をうかがいました。

 

アウトドアのバーベキューって言ったら、焼き網とか鉄板が定番だと思うんですが。
「確かにそうなんですが、うちではすでに焼き網やアルミグリドルを扱っています。なので、その派生を出してもおもしろくないなぁと。もともと、あまり他でもやってないようなことに挑戦していくのがうちの社風なんですよ。それもあって、新しいものに挑戦してみようかと思いまして」
それにしても溶岩石プレートとは。驚いたというか、思いも寄らなかった存在感がありますね。
「溶岩石での焼き肉が美味しいのは街の飲食店で知ってましたし、その独特の雰囲気もいいなと思ってました。でも溶岩石の製品ってアウトドア業界にはないんですよね」
その理由はなんとなく予想がつきます(笑)
「ですよね(笑) だけど溶岩石には大きなメリットもあるんです」
と言うと?
「大人の贅沢な時間を楽しめることですね」
具体的にどういうことなんでしょうか?
「ファミリーキャンプのバーベキューは楽しいですよね。でも、さぁ焼けた、コゲないうちに早く食べろ、っていうか。ヨーイどんでお腹を満足させるような忙しさがあります。それとは違った、少人数で卓を囲んで会話やお酒をゆっくり楽しむ。そんな大人っぽい時間を提案してみたいと思いまして」
はい。
「そう考えた時、食を楽しむアイテムとしてはスピーディーに食材を調理できる焼き網や鉄板ではなく、じっくり火が通る溶岩石の方が適してるんじゃないかと。あとは当社のラインナップに、ST-310という卓上で使うことを想定したバーナーがあったことも大きいですね。ST-310の使い方ともマッチするし、組み合わせたらおもしろいものができるんじゃないかと」
とは言え、1kgという重さに抵抗感はありませんでしたか?
「今回の溶岩石プレートは厚さが20ミリあります。もちろんこの厚みを半分にすれば重さも半分になります。が、溶岩には気泡が含まれているので、じゅうぶんな厚みをとらないと気泡が上から下まで貫通して肉汁が漏れることもあるんです。それに溶岩石ならではの遠赤外線効果や高い蓄熱性を考えると、20ミリは譲れませんでした」
溶岩石の特性を考えると、意味のある重さということですね?
「その通りです」
そうなると、使用状況としてはクルマでのキャンプ、というコトでしょうか?
「いや、そうは思っていません。クルマはもちろんですが、こういうものがある夕食をイメージして、それが楽しいと思っていただけるならハイキングやキャンプに背負っていってもらってもいいと思います。ちょっと重いですけどね(笑)」
そこはフリースタイルで。
「はい。使い終わった後も水で洗い流すだけなんで、手入れは簡単ですから。キャンプでも意外に苦にはならないです。鉄板よりは重いかもしれませんが、美味しい大人の時間と食材の旨味を楽しめますよ」
食を楽しむためのものとして、ということなんですね。
「はい。キャンプのバーベキューを忙しくて賑やかなものから、ゆっくりしっとり楽しむものにする。そういう役目を持たせたくて作りました」

 

 なるほど! 溶岩石を使ったことも、その重さが1kgになったことも、必然性があったというわけです。というわけでこの溶岩石プレート、発売は2014年春ながら、現在限定50台を先行発売中! キャンプの夜をもっとリッチでプレミアムなものにしたいって人は速攻でチェックしてみて!!

製品の詳細はこちらへ
■新富士バーナー

レギュレーターストーブ専用 溶岩石プレート

 

溶岩石プレート プロモーションビデオ

 

販売価格 4,305円(内税)

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