- 道具
はじめの1本にして最後の1本。 実用ナイフの雄「モーラナイフ」が本格上陸!
2015.04.13 Mon
藤原祥弘 アウトドアライター、編集者
野外活動を生業としていて、よくアウトドア入門者に聞かれるのが「はじめて買うナイフは、どれがいいですか?」という質問。
その人の使い方を聞いて、用途に合ったナイフをおすすめするのですが、最初の条件に加えて「刃物の使い方、研ぎ方を学べるもの」という条件が加われば答えは一択、最近は「モーラ・ナイフ」をおすすめしています。
「モーラ・ナイフ」はスウェーデンの刃物の産地であるモーラー地方に本拠をおくナイフメーカー。海外ではブッシュクラフト(林間でのサバイバル的野外活動)を楽しむ人や、林業従者に愛用する人が多く、スウェーデン王室御用達の認定を受けている名門でもあります。
日本には正規代理店がなかったことから「知る人ぞ知る」といった存在で、入手するには個人輸入品をネット経由で購入するほかありませんでしたが、昨年から正規代理店による輸入が開始され、大手アウトドア用品店などで入手できるようになりました。
驚くべきは、その切れ味と価格。研ぎあげれば産毛も剃れるほどの刃がしっかりとつき、刃持ちも十分。しかも刃渡り10㎝ほどの一般的なモデルの価格は2000円前後!
野外でラフに使って、刃先が鈍ったらその都度研ぎなおすといった使いかたにぴったりのユーティリティーナイフで、キャンプや野外活動の愛好家には「野山に1本だけナイフを携えるなら、モーラ」という人も多くいます。
あまりに高価な道具は、出し惜しんでしまって本気で使えなかったり、仕舞い込んでしまいがちですが、モーラ・ナイフは野外でガンガン使える価格帯で、かつ高価なナイフと遜色のない切れ味を持っています。
多くのモデルで切れ味に優れるカーボンスチールと耐蝕性の高いステンレスの2種が用意されており、用途とフィールドに合わせて選ぶことができます。
ナイフの使い方を学びたい入門者から、野山に長期間分け入るヘビーユーザーまで納得できるモーラ・ナイフ。ナイフを実用品として使う人にこそおすすめです!
■モーラ・ナイフ ジャパン
http://morakniv.jp/
モーラ・ナイフ正規代理店
株式会社アンプラージュインターナショナル
http://www.uneplage.net/