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驚異のサラサラ肌を実感できる快適レイン、み〜けた!!

(2015.07.21)

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今回は透湿性だけに触れてみたものの、レインウェアだけに防水性ももちろん、完璧。半月もつかっているのに、この水の弾き具合。ちょっと惚れ惚れするくらいだ。止水ジッパー仕様だし、裏面のシーム処理もしっかり施されているよ

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ミレーのカタログで確認すると、使われている素材は、ドライエッジW7 50000というもの。ストレッチ性の高いナイロン素材に7ミクロンの極薄メンブレンと7デニールのトリコットを接着した3層構造で、例の50,000g/㎡/24hを達成。商品名は、ここから来ているんだね

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50,000g/㎡/24hの透湿性もあるのに、さらにこのビッグなベンチレーション。ポケット兼用ですね。にしても、どこまでもサラサラを求めているウェアだ

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そうそう、サラリとさせる透湿性のゆえなのか、着心地が抜群にいい。また、ストレッチ性も高く、レインウェアにありがちなゴワゴワ感とは無縁。サラリとノビノビは、快適性をさらにアップしてくれている。とにもかくにも、動きやすさが際立っていると思う

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少しだけ残念なのは、なぜだか収納する袋がない……。おそらく軽さを追究してのことだろうし、最近はみんなドライパックなんか持っているからね。ま、フードのなかにコンパクトにしまい込むこともできるようにはなっているし、大した問題じゃないのかな?

 半月ほど前に、透湿性50,000をうたうとてつもないレインウェアを手に入れた。ちょうど、梅雨のまっただ中だったこともあり、ほぼ毎日をこのウェアを着て過ごすことに。ちょこっと山にも行ったりはしたものの、どちらかといえば街中での使用がメインではあったが。

 いやはや、この50,000という数字が湿度100%の蒸し暑いこの時期に遺憾なく力を発揮してくれることになった。とはいえ、この50,000が何を意味しているのかは、ハッキリ言って分かりにくい。なので実感でしかないのだが、このウェアはかなりスゴいかも、という感覚を持つにいたった。

 たしかに、梅雨時にウェアを着ていれば暑い。でも濡れたままでいるわけにもいかないので、我慢して着ている。そして、少し動けばジワリと汗ばむような状態が続く……イヤだな、と思うのはほんの少しの間で、ふと気づいたときには、肌がサラリとしているじゃないか! と、そんなシーンに幾度も遭遇することになる。

 暑ければ脱ぐ。というのは、だれもが持つ感覚であるが、逆の発想で、暑いからこそ着るという無為にも思える行為を敢えてすることで、涼しさを得る。透湿素材というのは、本当に不思議なものだと思う。

 なんでサラリとするのかといえば、それはウェアの性能如何にもよるものの(また、ウェアのレイヤリングにもよるものの)、かいた汗はその場からどんどん吸湿され、透湿素材を通して発散されていく。汗⇒水蒸気⇒透湿性素材⇒発散、と、よく機能説明の図柄で見るような構造なのがコレ。だが、もうミクロの世界のことなので目に見えるわけもない。ただ、実感としてそれがあるのだから、本物なんだと思う。

 では、透湿性というのは何なのかといえば……上記の50,000という数字は、正確にはこんなふうに表記される。

 透湿性50,000g/㎡/24h

 これは「ウェアの生地1㎡あたりに24時間で50,000gの水分を透過できる」という意味になる。50,000gってことは、50kgということ? おいおい、50kgの水分って、相当なものなんじゃ!? だって50kgの水といえば、50ℓの水ってことなので、1ℓのペットボトルに換算すれば、50本にも!!

 と、50という数字が行ったり来たりしてよくわからなくなっているけれど、つまり、このウェアは驚くほどの水分を衣服外へと逃がすだけの性能があるということ。だから、ベタツキにくいというわけ。一般的な山のレインウェアの透湿値は、13,500とか15,000とかがふつうなので、50,000という数字は、とてつもない、ということになるだろう。

 ちなみに、このウェアの名前は、ミレーのダブルセブン50000ストレッチジャケット。価格は29,000円+税。これはお買い得。チャリン♪

 
 
ライター
tetsu

山岳•アウトドア関連の出版社勤務を経て、フリーランスの編集者に。著書に『テントで山に登ってみよう』『ヤマケイ入門&ガイド テント山行』(ともに山と溪谷社)がある。

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