line_box_head

極上の座り心地を追求したALITEのNEWチェア

(2016.08.30)

道具のTOP

icon

極上の座り心地を追求したALITEのNEWチェア

 アメリカ西海岸に近い、シエラネバダ山脈の山中にあるタホ湖。ここは、先住民たちのふるさとのひとつ。透明度の高い山上の湖として名高いタホ湖は、まさに山の楽園。その周辺は、タホ国立森林公園に指定された自然豊かな土地だ。

 この山中に、戦前に作られたという火の見櫓がある。森林公園内の小さな町、トラッキータウンに建てられたこの火の見櫓を、現地では「カルパイン」と呼んだ。

 ここから連想された「カルパインチェア」という野外用の椅子が、注目されている。サンフランシスコ・ブランドのALITEから今期発表されているモデルだ。

 火の見櫓といえば、高みから火の手を探すための塔である。とはいえ、鉄塔ほどには高くはない。その微妙なニュアンスをアウトドア用のチェアに当てはめると、どういうことになるのだろう?

 このカルパインチェアのPR担当者曰く、

「ヘリノックスより高く、ディレクターチェアより低い」

 ということになる。どういうことかといえば、

・ヘリノックスより食事がしやすく、立ったり座ったりも楽にできる。
・ディレクターチェアより焚火がいじりやすく、よりリラックスできる。

 詳細なスペックを見てみれば、座面高は38cm。いままでのALITEのチェアに比べても、かなり高い数値ではあるものの、この38cmという高さが絶妙な使い勝手のよさを演出してくれるようだ。あまりに低いローチェアでは、一度座ったら立ち上がるのも億劫になるところだが、この高さなら楽々と立ち上がることができる。

 また、これ以上に高いと、今度は地面に近いものを手に取りにくくなる。ローテーブルの上のシェラカップしかり、焚火台のトングしかりである。これらもろもろの問題は、38cmという座面高によって解消される。

 座面の高さだけではない。背面の角度も絶妙で、フレーム構造と合わせ、全体のデザインを使って立ったり座ったりがしやすく、また体重を預けやすくつくられている。これぞ、ALITEの機能美といったところだ。やはり、使いやすいギアはしぜんと美しくなるものでして。

 とはいえ、一点のみ気がかりも。収納時のサイズについては、イメージ的にはヘリノックスが2個分くらい。でも、この快適すぎる使用感で、このサイズなら許容範囲かな。ちなみに重さは1.49kgとこちらもヘリノックスよりはやや重。

 とはいえ、焚火もご飯もリラックスタイムも、欲張りに遊びたい人にぴったりのモデルだと思う。

     

       

■ALITE/カルパインチェア(Calpine Chair)
¥15,500+税
使用サイズ:H 86.4×W 58.4×D 50.8㎝
収納サイズ:H 68.6×W15.2×D10.2㎝
座面高:38cm
重量:1,490g
耐荷重:113.4kg
材質:600Dポリエステルメランジ/6000シリーズアルミニウム

 
 

 
 
ライター
koichi ushida

某アウトドア企業のPRを経てフリーランスに転身。アウトドア専門のアタッシュドプレスを行なう傍らコーディネートや執筆、イベントもこなす“アウトドアの何でも屋さん”。

line_box_foot