line_box_head

近所で買えて強力で多用途!ドライバッグやウェアの補修・養生・応急処置に「ボンド ストームガード」がいいぞ

(2019.08.28)

道具のTOP

icon

 どれだけ丁寧に扱っていても、火の粉や岩角、ギアの突き抜けなどで、ウェアやバッグ類には穴があいてしまう。こんな穴ができたら、以前はできるだけ色の近いリペアテープを貼って処置するのが一般的だった。

 ところが手持ちのアウトドア用品のカラーは多種多様。すべての色に合ったリペアテープの用意はできないし、あとでぴったり色を合わせたいがために、現場で穴を塞がないわけにもいかない。そんなわけで、ありあわせのガムテープを貼ったり色の違うリペアテープで処置する、なんてことも……。

 そこに登場したのが透明色のリペアテープだった。地の色が透けるので、どんなカラーのものにも対応できる。汎用性が高いのだが、価格がちょっと高く、購入できる店も規模の大きいアウトドア用品店に限られていた。

 そしてついに、地方のホームセンターでも手に入る透明なリペアテープが現れた。コニシの「ストームガード」だ。パッケージの文言によれば高耐久で透明性が長持ちし、貼り付ける素材を選ばない。そして、圧倒的に安い。これは試さねばなりますまい。「強力」「多用途」「超透明」「高耐久」「屋外用」「耐水」などなど、アウトドア愛好家を狙い撃つ文言を散りばめたパッケージ。サイドには「傘・レインウェアなどの雨具の破れに」裏面には「全ての素材OK!」の頼もしい文字。しかし、横には「※特殊加工(シリコン、フッ素、はっ水、工業用ゴムなど)されたところにはつかない場合があります」とも。さあ、アウトドア用品には使えるか?中身はこんな感じ。紙の芯に巻かれたテープを適宜切り出して使う。 第一被験者はシートゥサミットのドライバッグ。「O」と「S」の上にスラッシュのように入っている線が破れ目。バッグの中でシースから抜けたナイフが突き抜けてしまった。

 穴を覆うようにテープを切り出し、内部から補修。一度に全部剥がしてしまわず、台紙を半分のこして端から空気を抜きながら貼るときれいに圧着できる。完成カットは撮り忘れたけれど、半月ほどラフに使ってみてまるで問題はない。

 次にテープを貼ったのはもっと破れの大きいドライバッグ。自転車にロープで固定した際に、振動で擦れて空いてしまった大穴だ。この穴は両面から穴を挟み込むようにして補修。ちょうど、ロールトップの巻き込む位置に穴があったが、こちらも複数回使用して、折り目こそついたものの剥がれや損耗は起きていない。ドライバッグのような、表面がテラっとした素材との相性はかなりいい。

 続けて貼ってみたのはゴアテックスのレインウェア。手持ちに穴が空いているものがなかったので、適当な場所に貼ってぐいぐいしごいて圧着した。但し書きには「はっ水にはつかない場合がある」とあったが、これも見事圧着! 
 
 しかし、ドライバッグに貼ったときのように、「もう2度と剥がれないのではないか」と思われるほどの接着力ではない。爪をかけて引っ張れば剥がすことができるが、普通に使う分には剥がれないだろう、という塩梅だ。はっ水加工がされたウェアでは、現地での応急処置と考えて、家に戻ってからアイロンで圧着するより強固なリペアテープでなおしたほうがよいだろう。「貼って剥がせる」という点では絶妙な接着力で、剥がしたあとのネバネバの残りもない。
 
 また、厚みがあって素材に弾力性があるストームガードは、傷つけたくない場所や道具の養生にも使える。検索すると真っ先に出てきたのはサイクリストのレビュー。自転車のチェーンステーに貼って、フレームの塗装がチェーンの干渉で剥がれるのを防いでいる、という情報が出てきた。スポーツ車を買ったことのある人ならわかると思うが、チェーンステーに貼るあの透明な養生シートとストームガードは、質感、厚みともにそっくりだ。

 このほかにも、デジタルカメラの液晶やカーボンのストックなど、細かい傷で性能が著しく損なわれるものには、あらかじめ養生のために貼っておくのもよいだろう。

 満足のいく性能だったので、さっそくエマージェンシーキットのなかに数十cmを切り出して収納した。入手しやすく安価で、十分な性能をもつリペアテープだと思う。


■コニシ/ ボンドストームガード
30mm×2m ¥620+税
50mm×2m ¥820+税/strong>
http://www.bond.co.jp/bond/detail/001599003729/

 
 
ライター
藤原祥弘

野生食材の採集と活用、生活技術につながる野外活動などを中心に執筆とワークショップを展開。twitterアカウントは@_fomalhaut

line_box_foot