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【毎日コフラン】これぞレジェンドプロダクト。林 拓郎のコフラン第1位は……フォールディングトースター

(2019.06.18) PR

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新品状態でいきなり使うのではなく、まずは右のトースターくらい焼き込むのがおすすめ。使い方はパッケージの写真を見れば一目の瞭然、説明など不要。なおパッケージのパンはアメリカ仕様。向こうのものは日本のものよりふた周りほど小さいのだ。日本の食パンを4枚焼くと、もう少しだけ窮屈な感じになるのはご愛嬌。

 シンプルな造りながら、めっちゃ便利!

 過去の記事(https://www.a-kimama.com/dougu/2018/09/85923/)にもあるように、コフランはこのフォールディングトースターをきっかけにして、現在の「安くて便利で役に立つ」アウトドアグッズカンパニーという個性を確立させていく。しかもこのトースターにはコフラン創業以来60年間、ほとんど形を変えずに製造されているというロマンチックなエピソードまで付いてくるのだ。

 まさに、このフォールディングトースターこそオリジン。これこそレジェンドプロダクト。コフラン好きとしてはこれ以外に一位はあり得ない。

 もちろん、こうしたストーリーの面だけでなく、実用の部分でも一位は動かしがたい。

 実は日本のキャンプシーンにおいて、トースターの存在感は非常に希薄だ。一般家庭ならトースターの普及率はかなりのもののはず。だが、アウトドア用品においてこのジャンルはぽっかり穴が空いたように支持者も需要も、製品バリエーションも少ないのだ。

 嘆かわしい。食パンは3食分に相当する1均を買っても100円前後という非常にコスパに優れた主食である。しかも調理が簡単。泥のように疲れ、米を炊くことを考えただけでも億劫な夜でも、食パンがあればなんとかなる。食べ終わった食器も、最後の一欠片で拭き上げてしまえば片付けさえも終了だ。早立ちの朝なら食パンに前の日のおかずの残りを挟んでしまえば、それだけで行動食の出来上がり。疲れたときには砂糖とココアパウダーをふりかければ即席のデザートへと変身する。

 この万能食材たる食パンを、トースターはワンランク上のごちそうに変えるのだ。使い方はワイヤー製のスタンドを広げるだけ。バーナーの上にちょいと乗っければ、たちどころにメイラード反応による香ばしいかおりが立ちのぼり、パンの表面はこんがりと焼き上がる。食感は言うにおよばず、食事の満足感も満腹感も格段に向上する贅沢気分の調理器具なのだ。

 しかも使いようによっては冷めた焼き鳥のリヒート、スーパーで見かける袋入りのナンをカリッと焼きあげる、アミを乗せてお餅を焼く(パンを支えるワイヤーは外側に開ききること)、なども可能。意外に使いみちが広い故、キャンプのメニューを拡大する調理アイテムとしても役立ってくれる。

 侮りがたしトースター。コフランさんがこの製品に可能性を見出したのもむべなるかな。その先見の明を想えば、コフランというブランドの懐の広さにも納得だ。地味なデザイン故に見逃されがちではあるが、機能も存在感もしっかり備わっている。まさに今一度スポットをライトを当てるに足る製品なのだ。

 が! フォールディングトースター愛用者として一点だけアドバイスを添えておきたい。使い始めはコーティングが細かく剥がれて舞い上がることがある。使用前にしっかり空焼き&水洗いをして、心置きなく美味しさに浸っていただきたい。

 

◼︎コフラン フォールディングトースター
価格:810円(税込) サイズ:直径22cm 重量:約190g
 
 

 
 
ライター
林 拓郎

スノーボード、スキー、アウトドアの雑誌を中心に活動するフリーライター&フォトグラファー。滑ることが好きすぎて、2014年には北海道に移住。旭岳の麓で爽やかな夏と、深いパウダーの冬を堪能中。

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