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ファッショナブルなサングラス「DANG SHADES」の社長がさすがに深かった件 〜クリス・ベレスフォード インタビュー 3/3〜

2013.05.05 Sun

林 拓郎

林 拓郎 アウトドアライター、フォトグラファー、編集者

いろいろ聞いてみるとおもしろい! ロープライス&ファッショナブルなサングラス「DANG SHADES(ダン・シェーディーズ)の社長・クリスに起業と夢を叶えることを聞いてみたら、最後には意外なところに着地しちゃいました。やっぱ考えてること、深いわっていう最終回です。

前回までのお話し:第1回へ 第2回へ

 

 

■ネクストレベルのために、争わない

ー今、このくらいの値段のサングラスがいくつか出てきてるけど、そういう競合するブランドとの差別化っていうのはどうしていくの?

「いい質問だね。難しい質問だし、いつも僕らが考えてることだよ。
アタマの中にあるのは、いいものにしていくこと。少しずつでいいから、製品を磨き込んでいくこと。次のレベルに達することができるよう、注意を持ってよく未来を見据えることかな。他のブランドもがんばってるんだから、僕らは僕らで一生懸命、自分たちが正しいと思うことをやる。それが次のレベルに繋がると信じてる」

ー次のレベルに達するためのアイディアをスノーボードから受け取ることはある?

「もちろん。スノーボードの現場からいろんなインスピレーションを受けるよ。ファッション、ライフスタイル、考え方。すべてだよ。
DANG SHADESはオールドスクールな外見だけど、こういうセンスはこどもの頃にスノーボードの雑誌なんかで見たものなんだよ。80年代の初頭に夢中になったもの、90年代にカッコいいと思ったもの。そういうエッセンスがすべて今のDANG SHADESの元になってる。ともかく、スノーボードをしてなかったらDANG SHADESを作ろうとは思わなかっただろうからね。スノーボードが僕の学校だよ」

ー本当にスノーボードが好きなんだね

「自分でもそう思うよ」

ーこの冬のスノーボードはどうだった?

「実はDANG SHADESが忙しくて、今年はあんまり滑れなかったんだよ。でもまぁ、これも人生のワンステップだと思ってる。楽しむことと、自分がやりたいと思ってることをやる。そのことが大事で、DANG SHADESはやりたいことの一つだからね」

ースノーボードとDANG SHADES、他にクリスが気に入ってることってある?

「ダートバイク、マウンテンバイク、スケートボード。あとはゴルフかな」

ーゴルフ?

「3〜4年前に始めたばっかりなんだけどね。おもしろいよ。最初はものすごくヘタだったけど、少しはマシになってきたし。タイガー・ウッズみたいにはできないけどね」

ーゴルフのどんなところが好き?

「う〜〜ん、人と競わないところかな。闘う相手が自分だってこと。だからチャレンジングだよね。他の人より上手くやることじゃなくて、自分がしたいと思うショットができるかどうかが問題。
ほとんどのスポーツは、相手をどうやって叩きのめすかがポイントだけど。ゴルフは叩きのめす相手がいない。ましてや自分をやっつける必要もない。
もう一つ、ゴルフには『敗北』がないような気がするよ。自分と競ってるわけだからね。負けるっていう感覚がない。もちろん技術的には他の人と競うこともできるけど、自分がどのくらいベストを尽くせるか、っていう精神的なスポーツだと思うんだよ。賞金やトーナメントの出場権をかけて闘ってるわけじゃなくて、自分がどこまでうまくやれるかを楽しんでるわけで。楽しいからやってる。他に理由はない。そこがいいんだよね」

 

■スノーボーダーに向けて

ー今年もクリスの滑りはDVDで見れる?

「もちろん。think thank(シンク・サンク/スノーボードDVDを創るアメリカの映像プロダクション)の作品に出るよ」

ーDVDのタイトルは決まってるの?

「『Brain Dead, Heart Attack(ブレインデッド、ハートアタック)』っていうんだけどね(笑) なんでこんなタイトルなのかは聞かないで。僕が決めたわけじゃないから(笑)」

ーいつもはジブやストリートが多いけど、今回もそう?

「そうだね。だけどさっきも言ったけどDANG SHADESのことであんまり撮影に時間が割けなかったからね。できることをできる範囲でやった感じ。だからまぁ、人生で最高の仕上がりとは言えないかな。でも、手応えと評価は必ず一致するわけでもないから。見てくれる人が気に入ってくれれば嬉しいな」

ーきっと日本のファンは、クリスお得意のワンフットのシーンを期待してると思うよ。

「いくつかやったよ。あ、そう言えばひとつおもしろのが撮れた。え〜と言ってもいいのかな? それとも映像を楽しみにしてる?」

ーうわ〜〜、そこまで言ったなら教えてよ。

「OK。え〜とね……。ポップショウビット・トゥー・レイトキックフリップをメイクしたよ」

ーえ、ちょっと待って。今、キックフリップって言った?

「そう」

ーしかもポップショウビットからの?

「そうだよ」

ーマジで!!!!

「スノーボードでね」

ー信じられない!

「で、ちゃんと着地したよ。イメージはあったけど、実際にできると思ってなかったんだよ。けど、やってみたら上手くいった。自分がいちばんビックリしたよ。お〜、できたじゃん!って」

ーそれ、早く見たいよ。

「たぶん秋には発売になると思うから。『Brain Dead, Heart Attack』を楽しみにしてて(笑)」
※ポップショウビット・トゥー・レイトキックフリップ/スケートのトリックをスノーボードでやって見せた。バインディングに足を固定せず、完璧にスノーボードをコントロールしきったことを意味する。

(おしまい)

 

 

前回までのお話し:第1回へ 第2回へ

取材協力/スパッチオ・モリヤマスポーツビジュアライズイメージDANG SHADES

 

【DANG SHADES プロモーションムービー】

 https://vimeo.com/42524748

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