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フェスおじさんの「フェスではこれを見なきゃ!サマソニ編」ジャムロックの真髄 moe.

(2016.08.14)

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毎年5月にシカゴ近郊で開催されている「サマーキャンプ」。メインステージは、3日間ともmoe.がトリを飾る。

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2万人近くのファンを集める、キャンプインフェス「サマーキャンプ」。moe.は、毎夜、違うセットリストで、違う夜を演出する。

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アメリカでのmoe.のライブは、2セット、3時間以上に及ぶ。どうサマーソニックの決められた時間のなかでmoe.を出していくのだろう。

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moe.が出演するのは東京での8月21日のみ。大阪でのサマーソニックには出演しない。来日ツアーでは、毎回大阪でもライブを行っていただけに、関西にも熱烈なファンがいるだけに残念。

 フジロックとサマーソニック。それぞれに、出演するラインナップには個性がある。ワールドミュージックやジャムバンドはフジロック、そんなそんな思いがあったからこそ、moe.のサマーソニック出演決定のニュースには本当にビックリした。

 2000年に初来日にしたmoe.。以降、何度も日本に来日しているけれど、フェスへの出演はフジロックのフィールド・オブ・ヘブンが常道になっていた。2004年のケラー・ウィリアムのライブを挟んでの4時間ノンストップのライブなど、フィールド・オブ・ヘブンの伝説を作ってきたバンドだ。

 そもそもmoe.は、80年代後半に結成され、ほとんどメンバーチェンジすることなく活動を続け、一昨年にはバンド結成25年を迎えた。アメリカではPHISHやWAIDOSPREAD PANICに続く、人気、実力を兼ね備えたジャムバンドの最高峰のバンドのひとつだ。5月にはイリノイ州で「サマーキャンプ」、9月にはニューヨーク州で「モーダウン」というふたつの野外フェスをオーガナイズしている。どちらも数万人を集めるビッフフェスで、アメリカでも、ふたつのフェスを主催するバンドはmoe.しかない。

 メンバーはアル・シュナイアー(g,vo)、チャック・ガーヴェイ(g,vo)、ロブ・ダーハック(b,vo)、ジム・ローリン(per)、ヴィニー・アミーコ(ds)の5名。ギター2本をベースとしたロックジャムが基本なのだけれど、時にエレクトリックに、時にファンクに、特にプログレッシブに、いろんな音の要素がミックスされていく。おそらく現在でも、年間に100本近いライブを続けているmoe.は、アメリカのライブシーン、フェスシーンを体現しているバンドと言っても過言ではないだろう。

 このmoe.がサマーソニックに初登場する。フィールド・オブ・ヘブンとは確実に違うファンの前でmoe.がどんな時間を演出してくれるのか。ジャムバンド(あるいはサイケデリック)を未体験のファンに対して、ジャムがどういうライブなのか、どういう体験を味あわせてくれるのか。それが非常に興味深い。moe.の日本における新しい一歩を、やはり目撃しないとね。

写真=林大輔

SUMMER SONIC

開催日:8月20日(土)、21日(日)
会場:QVCマリンフィールド&幕張メッセ(千葉)
moe. 
8月21日 GARDEN STAGE 19:40〜

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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