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フェスおじさんの「フジロックはこれを見なきゃ!」第5回 メロウ・ソウルの歌姫 THE INTERNET

(2016.06.04)

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女性ボーカルのシド、シンセサイザーのマッドを中心に、ライブは6人編成。1月の初来日ライブがソールドアウト。見たくても見られないファンが続出した。

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昨年発表されたサードアルバムの『エゴ・デス』グラミー賞にもノミネートされた。

 都市の蠢きが、音楽に何らかの作用を与えていることは間違いないだろう。バンドや音楽を表現する際に都市の名前が出てくることも多いけれど、その時代のその都市だからこそ発信される音は確実にある。その意味で、今の音楽シーンで興味を抱かせてくれる都市のひとつがLA(ロサンゼルス)だ。

 THE INTERNET(ジ・インンターネット)も、LAをベースにしているバンドのひとつ。異能ヒップホップ集団、オッド・フューチャーの唯一の女性メンバーであるシド・ザ・キッドとマット・マーシャンのふたりを中心としたバンドだ。デビューアルバムのリリースは2011年。ふたりの音はメロウ・ソウル・サウンドと呼ばれた。

 2015年に発表されたサードアルバム『エゴ・デス』は、グラミー賞最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞にノミネートされ、一気に注目を集める存在になった。

 今年1月の初来日に続いてのフジロック登場。この1月のライブは体験できなかったのだけど、数々の映像を見ると、シドはファッションも含め時代を代表する存在になっていくような気がする。発表されたばかりのステージ別のラインナップを見ると、Suchmos〜THE INTERNETと初日のホワイトで続くようだ。今の時代のブラックフィーリングを感じさせてくれるこの流れ。近い未来に、より人気を獲得するであろうこのふたつのバンドのライブは、フジロック初日のエポックになるに違いない。

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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