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【実況】フジロック2018キャンプエリアから 台風12号の影響をリポート。

(2018.07.29)

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 2018年7月29日10:50現在、今なお西に進路を取り、西日本への影響が懸念される台風12号。それは、新潟県苗場スキー場で開催中のフジロックフェスティバル2018の開催にも影響を及ぼすこととなった。なかでもキャンプエリアには、ライブを楽しみにする15000人ものキャンパーが宿泊し、台風による雨と風は、奇しくも1997年、富士天神山で行なわれた伝説のフジロックフェスティバルの第1回目を想起させた。初めてのフジロックフェスティバルは、台風によって開催が途中で中止となり、その時の様子は、今なお多くのファンに語り継がれている。そんななか、今年は、富士天神山から開催場所を苗場に移し、ちょうど20年目にもあたり、ノーベル賞を受賞したボブディランの出演など、開催前から話題となっていたところでもあった。そういう意味でも、今回の催行の判断には、内外からの注目が集まっていた。
 アキママでは、そんな注目のフジロック会場から、昨晩から今朝にかけてのキャンプサイトエリアの状況などを実況レポートする。

 フジロック2日目の土曜日。伊豆半島沖から西に進路を取った台風12号。会場直撃の心配はなくなったが、台風の北東側には次々と雲が発生し、雨雲が近づいていた。雨風の影響が出始めたのは17時頃から。断続的に降り続く雨に加えて、21時頃には強い南風が吹き始めた。そしてキャンプエリアのテント群がその風の影響をもろに受けることとなった。

 主催者からもペグや張り綱の確認を呼びかけてはいたが、風に煽られペグが抜けたり、張り綱でテンションがかかっていないテントなどはポールが折れたりと、次々とテントがつぶれていった。キャンプエリアのベースにあるキャンプよろず相談所は、夜通しその対応に追われた。

 テントが全壊もしくは半壊したキャンパーは、屋根のあるコインロッカールームなどに逃げ込んだが、そこも次第に雨宿りをするキャンパーでいっぱいとなり、主催者と会場の素早い判断で、苗場プリンスホテル内にある宴会場を開放し、簡易休憩所を確保。雨風に叩かれた参加者は、これでひと心地つくことができた。

 朝を迎え、我々が見回ったキャンプエリアの状況では、テントの性能や張り方、そして、設営場所の選び方によって、明暗が分かれたことを確認できた。

 倒壊を免れたテントは、まずしっかりとした構造のテントで、ペグや張り綱をしっかり固定してあったテントだ。また林の陰など、風をかわす位置に張ってあったテントも無事だ。

 この晩に吹いた風は、常に7~8m/秒。突発的には15m/秒前後の強風が吹いていたと推測される。
 キャンプ用テントは、風向きなどを考慮し正しく張られた状態なら、15m/秒ぐらいの風にも耐えられるよう設計されている。特に山岳テントなどはさらに強い風にも耐えるといわれる。
 今回のケースは、テントの質や、張り方、場所選びなどアウトドアスキルが試される状況だったともいえる。

 10:50分現在、まだ時折突発的な雨風が襲ってくるが、この後、日曜日のパフォーマンスは予定通り開催されることとなっている。すでに参加者の多くは本日のステージを楽しみにゲートに向かっている。

 フジロックフェスティバルが台風の影響を受けたのは、1997年の第1回以来2回目となる。

(写真=sumi☆photo)

 
 
ライター
Akimama編集部
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